【2023年】ユネスコ世界遺産!美しい庭園タマンアユン寺院の最新情報【バリ島観光】
2023年4月20日
バリ島からこんにちは!
ここ数年の中でも雨が特に多かった雨季も終盤、湿気との戦いにも終わりが見えて嬉しい、ゲストライターのこなつ(@origami_batik_bali)です。
以前のブログで美しい海の寺院「タナロット寺院」をご紹介しましたが、もう一つ、初バリで行っておきたい観光スポット、世界遺産にも登録されている「タマンアユン寺院」をご存知ですか?
世界遺産に登録されるまで、実は私もあまり知りませんでしたが… タナロット寺院と合わせて訪れたい、美しい庭園のバリヒンズー寺院をご紹介します。
タナロット寺院の記事はこちら!
タマンアユン寺院の歴史
タマンアユン(Taman Ayun)とは“美しい庭園”という意味。メングウィ王国の国寺として17世紀に建設されました。
当初は王族のみしか入ることができませんでしたが、その後、遠くの地域にあるバリの重要寺院に参拝することが難しいメングィの人々たちが、代わりに参拝できる地元の寺院として解放されました。
そして、2012年6月に美しい文化的景観としてユネスコ世界遺産に登録されました。寺院建立の詳しい歴史、世界遺産に選ばれた理由が知りたい方はこちらのブログも読んでみてください!
場所・行き方・入場料
タマンアユン寺院はバリ島中部、デンパサール北西20kmのタバナンに位置します。空港のあるクタエリアからは車で約1時間ほど。
タナロット寺院との距離は車で約30分くらい。同じタバナンというエリアですが、タマンアユン寺院は内陸にあります。
せっかく行くのなら両方の寺院を訪問するのがお勧めなので、カーチャーターか、バリ倶楽部のオーダーメイドツアーを利用するのがいいでしょう。
入場料は大人30,000ルピア(約290円)。丈の短いスカートやショートパンツでの入場はできませんが、参拝用の腰巻の貸し出し(無料)があるので、必要な時は借りましょう。
水路?ちょっと変わった見所
寺院としてはそんなに大きな規模ではないタマンアユン寺院。境内はゆっくり歩いて、写真を撮っても30分程度で見て回ることができます。
寺院に入る前の上の写真、橋がかかっていますね。この堀(水路)は寺院をぐるっと囲むように作られています。実はここは地域の灌漑を管理する場所でもある施設。寺院としての役割と田園の水を調整するという機能もあるなんて!
緑がまぶしい庭園エリア
入場料を払って数十歩ほど歩いていくと、もうそこは青々とした芝生と整った南国の植木が目に鮮やかな庭園エリア。私は何度か来たことがあるのですが、いつ訪れてもこの緑の美しさは変わりません。
景観の変幻、茅葺き屋根の塔
タマンアユン寺院といえば、スッと空へ伸びるような塔が連なるこの景観。思わず目を奪われる茅葺き屋根の塔が並ぶ神聖なこのエリアは、モノクロ絵画のような美しさとかっこよさがあります。
この塔が建立されている場所の周りも水路で囲まれています。重要な儀式が行われる時だけバリの人たちも入れるようになっていて、観光では塔の下まで行くことはできません。
新設されたミニ・シアター
数年前に新設されたエキシビション・ルーム。一つ目の部屋は寺院の境内のミニ・ジオラマやメングィ王族の古い写真やバリヒンズーの大きな儀式の写真が展示されています。
二つ目の部屋はミニ・シアター。英語ですが、タマンアユン寺院や王国にまつわるストーリーが15分ほど上映されます。観光の時間に余裕があれば、せっかくなので鑑賞してみてください。
バリ倶楽部のオーダーメイドツアー
歴史を知れば、数倍楽しくなるバリ島観光!特に歴史への理解が大切な世界遺産を巡りたければ、専門ガイドは必須です。バリ倶楽部では、どこのツアー会社よりバリ島をディープに案内しています。ぜひお問い合わせください。
※内容は2023年1月の体験に基づきます。
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