ギリ島の海底に沈められた恋人たちの石像と、バイクと沈没船【シュノーケリング情報】
2020年8月9日
こんにちは。バリ倶楽部のあやね(@ayane3219)です。
近年じわじわ人気が出ているバリ島から行ける離島ギリ島。
ギリ島でやりたいことランキングには常にシュノーケリングがランクインしています。なぜそんなにシュノーケリングが人気なのでしょうか?
- ギリ島に行ってみたい人
- シュノーケルや素潜りが好きな人
間近でウミガメに出会えたり……
不法投棄ですか?と疑う物から、太平洋戦争で沈んだ大きな船まで、ギリ島には結構いろんな物が沈んでいたります。
この海底に沈んでいるアレコレと写真を撮ることが人気のようです!
過去にウミガメと泳ぐ記事はいくつか書いていますので、今回はギリ島海底に沈められたアレコレについて、
- どこに沈められているのか
- どうやって行くのか
- どんな様子なのか
を書いていきたいと思います!
ギリ島の海中オブジェマップ
今回は各ポイントのマークに写真も入れてみたので見てみてくださいね。
A)ベスパ
B)恋人たちの石像
C)カジキマグロの石像
D)巨大な沈没船
この中で一番人気なのはTOP写真に選んだ『 恋人たちの石像 』ですが、私はかっこよく写真が撮れるので『 ベスパ 』が好きです。それではポイントをご紹介していきます!
A)ベスパ
このポイントはギリ・トラワンガンで大人気のホテル『VILA OMBAK』の目の前です。砂浜から直接エントリーして少し沖に出るといろんな物が沈んでいます。
いろいろ沈んでいるけど目立っているのはやっぱりベスパ。普通のスクーターが沈んでいたら完全に不法投棄なので、そこはベスパのデザイン性とブランド力が光ってますね。
イカした感じに撮るのが結構難しいんです。基本的に透明度は高いですが、潮周りによってはめちゃくちゃ濁ってる時もあります。
バーのネオンをイメージしたような物もあり、その周辺を魚が泳いでいると面白い絵になります。
沈められた物に自然活着したサンゴとデバスズメダイ。
こっちはキンギョハナダイ。
ニモの仲間、ハナビラクマノミ。
ベスパは水深3mくらいですが、デバスズメダイやキンギョハナダイが泳いでいるのは5mくらい。
流れが速いこともあるので絶対に一人ではシュノーケリングしないでくださいね。特に砂浜を背にして右に流れている時は直ぐにシュノーケリングを中止してください。
B)恋人たちの石像
いつ誰が何の目的で・・・??まぁ沈めた人にとっては芸術作品であり、理由とか意味とか関係ないんだと思います。
場所はギリ・メノ西側の上の方。3島巡りのシュノーケリングボートで行くのが普通。ギリ・メノの砂浜からも行けるだろうけど大変そうです。
水着姿でベッタリしている恋人たちと、素っ裸で寝ている女の人が円を描いています。
ちゃんと服を着ている恋人たちに対して、寝ている女の人は素っ裸でお尻も丸出し。
このポイントでシュールなのは、恋人たちの円から少し離れたところに女の人が3人だけ寝ていることです。たぶん円を作るのに余っちゃったから離して寝かせた(捨てた)んだと思います。
急速に劣化が進んでいて、中には手が折れてしまい鉄骨がむき出しになっている石像もあります。5年くらい経ったら海の中のホラースポットになるかも知れません。
C)カジキマグロの石像
これこそ劣化が進んでしまい何がなんだか分かりませんが、ウミガメに食いついているのがカジキマグロの石像です。見ての通りウミガメの寝床になっているのでタートルシティーと呼ばれています。
場所はギリ・メノ東側の上の方。沖合にあるので普通の人が砂浜からエントリーすることはありません。
このカジキマグロの尖がったところがウミガメの寝床に丁度良いんですね。
こんな太々しい態度のウミガメもいます。
もうやる気が全く感じられません。
カジキマグロの他にもコンクリートが沈んでいて同じくウミガメの寝床になっています。(背中に着いたでっかいコバンザメが気持ち悪い)
このポイントの難点は水深が深いこと、少なくとも12mくらいの深さにウミガメの寝床があります。間違いなくダイバー向けに作られたウミガメの寝床を素潜りで撮影するのは大変でした。何回海底と海面を往復したことか・・・思い出すだけでも息苦しくなります。
因みにギリ島周辺の浅瀬にいるウミガメはタイマイという種類が多いんですが、このタートルシティーで昼寝しているウミガメはアオウミガメという種類です。
↑↑こっちがタイマイ。くちばしがあるのと、尻尾に近い方の甲羅がギザギザしているのが特徴。アオウミガメは口が尖がっていないし、甲羅のギザギザもありません。
D)巨大な沈没船
最後は沈没船です。
場所はギリ・メノ西側の下の方。太平洋戦争の時に沈められた船だと言われています。
船が大きすぎて全貌を写真に収めるのは無理です。
水深が10mくらいあり透明度も悪いことが多いので、シュノーケリング(素潜り)で行っても面白くないかも知れません。船はひっくり返った状態で沈んでいて、船底の穴が開いたところから船内にも侵入できます。
ここでも余談、ギリ・トラワンガンの名前の由来ですが、太平洋戦争中に敵の船を狙い撃ちするための場所として使われていたのが現在のギリ・トラワンガン。
「狙う」を現地の言葉で「トラワン:テラワン」と言い、その単語が語源となり島の名前がギリ・トラワンガンになったそうです。
まとめ
今日も海底に沈められたアレコレをお家としてお魚さんが元気に泳いでいます。
サンゴ礁や海の中の生き物を見ることが好きですが、旅の思い出として海の中でこんないろんな写真が撮れるなら撮りたいですよね?
でも、カメラマンがいないと写真は残らない!サンゴ礁の上を泳いでも、ベスパに跨ったりしても。バリ倶楽部のツアーにご参加いただければ全部見せるし、全部撮ります!!
最近はギリ島宿泊ツアーも人気が出てきて嬉しい限り、是非ツアーページを覗いてみてくださいね。
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