バリ島空港タクシーの詐欺ぼったくりについて、国内線は正規料金?
2017年2月8日
こんにちは現地ツアー会社バリ俱楽部のキコです。
早速ですがバリ島の旅行者にとって最初の難関は空港脱出。空港タクシーのぼったくり被害が多発しています。どうやってぼったくられるのか?詐欺の手口は前にこのブログでも紹介しました。
今回は、その記事を読んだ人からの被害報告と、ぼったくり対策を検証した話、簡単な空港タクシーの料金表もご紹介します。
目次
前に書いた記事と、読んだ人からの被害報告
バリ島空港タクシーの基本情報と料金表、詐欺未遂の実例
↑↑↑読むのが面倒な人のために要点をつまむと、
・バリ島の空港には1社しかタクシー会社がない(それ以外は全て白タク)。
・空港タクシーはエリア別の定額制でメーターはない。
・タクシーのチケットカウンターでチケットを買う。
・空港タクシーの料金表。
・乗車直前にぼったくられそうになった話。
読んだ人からの被害報告
Aさん
「私は空港のこのカウンターでクタのホリデーインまで200000ルピアと言われました。外にいるタクシーには230000ルピアと言われました。看板にもそう書いてありました。なぜでしょうか…」
Bさん
「初バリ・初海外旅行でしたが、航空機のトラブルで空港着が23:45→頃3:00デンパサール着。手配していた送迎タクシーの運転手はもういなく、仕方なく空港からクタのホテルまで同じルートの人と相乗りしましたが、2軒のクタのホテルでRp.300,000でした!高過ぎる事は承知の上でしたが、ここまでボラれていたとはお見事としか言いようが無いですね〜」
Cさん
「先月、ひさしぶりに国際線でバリに入りましたけど、クタのホテルで140000ルピアでした…。最初からボッタクラレたのでしょうか!?((((;゜Д゜))))いつも国内線でバリに入って、スタバ近くの空港タクシーカウンターで支払うとクタまで70000ルピアなんですけどね…。国際線と国内線で料金って異なる!?」
みなさんガッツリやられてました。(← クタのホテルまではRp 80,000)夜間や渋滞を理由にドライバーから請求されるパターンを想像していたんですが、チケットカウンターの人もぼったくるんですね。正規の料金表を背にして高額請求するなんてかなり強気です。
ここで気になるCさんのコメント。「国際線と国内線で料金って異なる!?」・・・ありえる。国内線と国際線で詐欺の遭遇率が違うかも知れない。そこで実際に国内線のタクシーカウンターに行って検証してきました。(国際線から国内線までは徒歩5分くらい)
国内線タクシーカウンターでの奮闘
旅行者を装う難しさ
先ず気を付けなきゃいけないのが僕の見た目です。ただでさえインドネシア人に間違われます。
国内線のチケットカウンターに行ったら「あぁ、あんた地元の人だから正規料金ね」ってことになりかねません。それじゃ意味がないんです。外国人旅行者にも正規料金なのかどうかの検証です。
「無駄な会話は厳禁」目的地しか口にしない。更に用心して「Jl,Dewi Sri」のところを「Dewi Sri Street」と英語にして言ってみました。
・・・Dewi Sri Street?
「Ya. seratus lima ribu」・・・(はい。Rp 105,000ね)
僕の顔を見たおじさんの言葉は思いっきりインドネシア語でした。もう英語ですらありません。ばっちり地元価格の正規料金です。ダメだこりゃ。
お金が足りない
素直にお金を払おうとすると財布を引っ搔き回してもRp 1,000足りない。来る途中にビール飲んだら足らなくなっちゃった。お義母さんのお迎えでタクシー使うのにどうしよう・・・開き直ってインドネシア語で言いました。
おじさん、Rp 1,000足りないんだけど・・・
「あ?Rp 1,000?もう良いよ。はい、これチケットね」
チケットを受け取る ⇒ Rp 150,000って書いてある ⇒ 料金表にはRp 105,000って書いてある。
おじさん、おかしいよ。そこの料金表にはレギャンまでRp 105,000って書いてあるよ。
「なに言ってんだ。Jl,Dewi Sriはレギャンじゃない。Jl,Sunsetの方はRp 150,000なの!!ここに書いてあるだろ?」
確かにRp 150,000って書いてある ⇒ タクシー使用を諦める ⇒ お義母さんのお迎えどうしよう・・・
ここで明かされる地味過ぎる詐欺
旅行者には見られない、お金は足りない、値引きまでしてもらい、結局は料金の聞き間違えでタクシーを使えない。ビールを飲んだ自分が悪い。天から授かったブログネタだろうと思い、記事を書き始めてから騙されてることに気付きました。
写真を拡大して料金表を見てみると、Jl,Dewi Sriよりも遠いSEMINYAKのビンタンスーパーがRp 110,000になってる。やっぱりJl,Dewi SriはRp 105,000じゃないか!!(どっちにしてもRp 1,000足りなかったけどね)
あの時おじさんは確かに料金表のRp 150,000を指差していた。記憶があいまいだけど更に遠いOBEROI / PETITENGET Rp 150,000を指差していたと思われます。物凄く地味に騙されました。
もう一つ、国際線と国内線の料金表を見比べると微妙に料金が違います。差額はRp 10,000くらい。場所によって同じところと違うところがある。もう意味わからん。こんなんだったら素直に国際線のカウンターに行った方が良さそうです。
国際線タクシーカウンターの料金表
クタ・レギャン | Rp 55,000 ~ Rp 95,000 |
---|---|
スミニャック・クロボカン | Rp 110,000 ~ Rp 150,000 |
ジンバラン | Rp 100,000 ~ Rp 150,000 |
ヌサドゥア・タンジュンブノア | Rp 150,000 ~ Rp 175,000 |
サヌール | Rp 150,000 |
ウブド | Rp 300,000 |
・空港から遠いウブドでもRp 300,000です。
・カウンターでは目的地を告げる前に必ず料金表を確認しましょう。
・料金表はカウンタースタッフの後ろにあります。
国内線タクシーカウンターの検証結果
旅行会社の方に聞いた話
「国内線の方もぼったくりありますよ。平気でクタまでRp 200,000とか言ってきますからね。旅行者に見られたらダメですわ」
やっぱり詐欺ぼったり対策は難しいようです。国際線も国内線も同じでした。正規料金を把握した上でちゃんとお話しするしかないようです。
まとめ
先日、バリ島の偉い人と直接お話しさせてもらう機会がありました。「観光業発展のためにみなさんのご意見を聞かせてください」とのことだったので、「空港タクシーの詐欺ぼったくりが激しいです」とお伝えしました。
空港タクシー会社を増やして価格競争すれば良いのにと思うんですが、話しは簡単じゃないようです。全く参考にならない記事かも知れませんが今日はこれにて終了。
最善のぼったくり対策が見つかったら直ぐに記事にしますね。
では、また~
お客様からのメッセージ