狂犬病ゼロのレンボンガン島で犬を大量虐殺!
2015年7月5日
6月29日(月)
レンボンガン島の犬たちに政府が狂犬病の予防接種を行いました。
国連の食糧農業機関(FAO)やNGOからの援助もあって
無事100匹の犬たちが予防接種をうけました。
ここまでは素晴らしい政府の取り組みです。
少しでも観光客の方々の不安を払拭出来るようにと
各県で予防接種を行ってます。
今回のレンボンガン島での予防接種も無事に終わったと思いきや
50匹のバリ犬をストリキーネという毒性の強い化合物で
吹き屋を使って毒殺!
バリ犬のブレっキー |
50匹の中にはすでに予防接種している犬たちも含まれていて
多くのNPOが政府を強く非難しました。
バリ島拠点にしている動物の保護や生息地改善のNPOがその一つです
BAWA一番の取り組みは
ここ10年で80万匹から15万匹に減ってるバリ犬の保護活動。
バリ犬のシロ |
政府は何を勘違いしたのか狂犬病のケースがないレンボンガン島で
バリ犬のみを殺した。
バリ島の固有種が狂犬病にかかり安いとでも思ったのか
大量に殺せば狂犬病のリスクが減るとでも思ってたのか
政府の無知さにみな飽きれてます。
大量虐殺ではなくワクチンをうつことが一番効果的。
狂犬病にかかってる犬は動き回って興奮をしたり
食べものが飲み込めなかったりで10日間ほどで
死んでしまいます。
ご心配の方は
・むやみに近づかない
・あらかじめ予防接種をを行うことをお勧めします
古くからバリ島の人たちは犬や猿とともに生活してきました。
バリ犬のDNAはディンゴ、チャウチャウと秋田犬の組み合わせですが
バリ島にしかいない固有種で、1000年以上もバリ島を「放浪」してきた
犬界ではとても貴重な存在です。
バリ島の犬たちは誰かが「所有」していますが
日本や欧米での「飼っている」とまた違った感覚で、責任感はまだ薄いです。
色んなウィルスが発生している今
予防接種や不妊手術が必要です。
飼い主がしっかり責任もって飼うべき時期ですね。
だけど50匹も意味もなく殺した
クルンクン県の政府には心も道徳も脳もなさ過ぎです
。。。