バリ島の世界遺産・スバックを分かりやすく紹介。
2016年1月21日
スバックとは
2000年も続いているバリ島伝統の水利システム(水田への水の割り当て)又は水利システムを運営や管理する組合のこと。
スバックの歴史
スバックという水利システムが初めて形成されたのは2世紀頃(1900年前)だと言われています。2世紀頃にバリ島へヒンドゥー教を伝えた高僧マルカンデヤがヒンドゥー教だけではなく哲学、天文学、建築学そしてスバック(農業)も伝授したのがスバックの始まりだと言われています。
スバックが世界遺産に登録された理由
スバックは2012年にユネスコの(国連の教育・科学・文化機関)世界遺産に認定されました。 この世界遺産の正式名称は「バリ州文化的景観:トリヒタカラナの哲学を表現したスバックシステム」です。
バリ島は山地が多い為水田は棚田になっていて、全部の水田に水が行きとどく為にはお隣さんと分け合う、譲り合うという心が必要です。バリ島のスバック(水利システム)はそういった精神で成り立っています。科学肥料を使わない、牛や水牛で耕す自然農法。スバックの寺院もあって、神様や豊穣の女神への感謝の気持ちとして毎日お祈りとお供えを物を捧げます。こういった精神に基ずいた2000年続いているバリ島のスバックがユネスコに認められ世界遺産に認定されました。
世界遺産に登録された4つのものとは
バリ島の水の源であるバトゥール湖にある、ウルンダヌ・バトゥール寺院
バリ島最大の水利システムを管理していた、タマン・アユン寺院
バリ島最古のスバックと関連する寺院、パクリサン川沿いの8つの寺院
- マグニン寺院
- パグリンガン寺院
- ティルタエンプル寺院
- ゴアガジャ寺院
- グヌンカウィ遺跡
- テガルリンガ遺跡
- チャンディ・クロボカン遺跡
- パングクール・ウクール寺院
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