今回は、マングローブ植樹・植林の課題について書きます。
環境問題への取組みを考える企業さん、
学生さんに環境問題について学んでほしい先生方
たくさんの方からお問合わせを受けるマングローブ植樹・植林ツアーですが、
正直なことを言うと、みなさんが植えた苗木の多くは枯れてしまいます。
マングローブを増やす為に行う植樹・植林なのに
マングローブは成長せずに枯れてしまうんですね。
何故、苗木が枯れてしまうのか?
以前、専門家の方から聞いた言葉を借りると、
苗木が育つ環境ではない場所に植えているからだそうです。
上手に苗木を成長させるには、その土壌に合った品種を植えること
最も簡単な方法は、その土地で取れる種を苗木にして植えることだそうです。
レンボンガン島にて、人の手を借りずに自生するマングローブ
でも、植樹する苗木は土壌のことまで考えず育てられるので、
ちょっと大きくなってから引越しをさせても、新しい土地に馴染めないんですね。
じゃあ、その土地で取れた種を苗木にしてから植えたら?となりますが、
苗木を育てる業者もそこまでは徹底できないようです。
なんだか凄くネガティブな話しの流れですが、
本来は、自然環境の中でもほとんどが枯れてしまうマングローブの種
ちょっと人間が手を加えたからといってみんな元気に育つ方が変なんです。
本気でマングローブ林を広げるなら、本気で取り組まないと・・・
マングローブの実
マングローブ林で見るちょっと幻想的な景色
元気に育つ若々しいマングローブ
マングローブと共に生きる小魚
マングローブ林付近のサンゴ礁
今回は、苗木が枯れてしまう原因について質問があったので記事を書きました。
・・・・・書いてて感じたんですが、やっぱり言ってるだけじゃダメですね。
マングローブには物凄くお世話になっているので、なにかお礼しないと・・・
バリ倶楽部もまだまだ頑張らないといけません。
では、また
お客様からのメッセージ