スマトラ島のジャングルでオランウータンを探す旅。後篇
2016年4月5日
こんにちは、バリ倶楽部のさすけ(@sasuke80)です。
前回の記事「スマトラ島のジャングルでオランウータンを探す旅。前篇」に続き、今回は旅の最後までのお話です。。。
もう既に1時間半のジャングルを歩きましたが、野生のオランウータン発見したのでアドレナリンが出て、テンションがあがってます。全く疲れを感じない。
更にジャングルの奥に入り歩いてたら。。。
ひょこんと現れた。。。なんだか頭がめちゃめちゃオシャレなお猿さん。
家族で群れるトマスコノハザル(Thomas leaf monkey)。お名前の通り若い葉を主食にしていて、このモヒカンの頭が特徴です。
かっこいいですね!
野生ですけど、すごく近くに寄っても怖がらない。
だいぶ長い時間癒されました。
だいぶ写真をとってました。
その後のジャングル・トレッキングはまだまだ続く。。。
一つ丘を越えてやっと水の音が聞こえた。今日のキャンプ場が川辺だと聞いてたので、もうそろそろ着くのかな~と思いました。
ま~現実はそんなに甘くない(笑)。うすうす気づいてたんですけど、現時点ではまだ2時間ちょっとのトレッキング。まだ半分~(*_*;
でもここからはテンションが上がるようなアドベンチャーなトレッキング。足場の悪い崖を歩き、流れの強い川を何と6回も横断!!笑。おもわず「また―っ!!」と突っ込んだ!。
ジャングル・トレッキング開始から4時間ちょっと。やっと着きました!キャンプ場~!
ちゃんとしたテントの中ではないないですけど、意外と快適そう。
今日の寝どころ!!蚊帳も着いてます!!
本当の意味の蚊帳。バリ島にあるような半分オシャレやインテリア―の物ではないです!(笑)
でもびっくりするほどジャングルの中には蚊がいなかったです。
キャンプ場に着いて間もなく、コーヒーとお菓子を出されました。。。
こんなジャングルの中、キャンプ場でコーヒー!これぞ「至福の時」。もう最高です!。
夕方のキャンプ場でゆっくりしながら川遊びしたり、浮輪を使って川ではしゃいでるウィルソン先輩をみてたらなんだかお腹すいてきました。笑
少し早めに夕食がしたいとガイドさんに伝えたら、ちゃちゃっと夕飯の支度をしてくれて。。。
川辺にある大きな石を臼がわりに。。。サンバル作り。
20分後くらいに。。。
たら~めちゃめちゃ美味しそうなインドネシア料理がずらり!シンプルなスマトラの家庭料理ですけど凄く美味しかったです。まさかこんなジャングルの山奥でこんなに美味しいご飯食べれるなんて!しかもビールと「カンプット」というスマトラ伝統的なパパイヤの蒸留酒まで用意してくれて。重いのに。。。感謝です。
今日の締めはお酒を飲みながらキャンプファイヤー。ほろ酔いになってぐっすり寝れました。
もう年ですかね~
次の日はまだ太陽が出てない、暗いうちに目が覚めてしまった。今日は満月なのに星が綺麗~月も綺麗だな~と思いながら川岸に座りながらぼーっとしてました。気持ちいい朝の風と心地よい気温。うとうとしながら一瞬座りながら寝てた。空気もキレイだし気持ちよかったです。
日が昇って周辺が明るくなったころにはコーヒーが出されました。本当にこのキャンプの料理人は凄いな~と思いました。手際が良くて出すタイミングもぴったし。みんなすごくよく働きます。毎日ジャングルに入っては歩いて、また川を下って出る。今まで「海の人」しか見たことなかったので「森の人」もすごいな~と感心しました。
コーヒーを楽しんで気持ちいい朝を満喫のあとは朝食。
じゃじゃーーん!今日の朝食。フルーツの盛り合わせとサンドウィッチ!一瞬ここはジャングルだということを忘れそうになる。そしてスマトラのパイナップルがめちゃめちゃ美味い!!感動するくらい美味しいです。バリ島のフルーツも凄く美味しいと思いますけど、ここのパイナップルは芯まで柔らかくて甘くて美味しいです!
パイナップルに夢中になってる間に、子供づれの「ジャッキー」というオランウータンが現れました。ジャッキーは半野生のオランウータンで森の中で食料が不足した場合にたまに来るそうです。
やっぱり森の中では食べ物が不足してるんだな~とちょっと切なくなりました。
ジャッキーはうちらが食べている食べ物をじーっと見ながら欲しそうにしてました。でも餌付けは良くない。
人間が森を伐採して、オランウータンの生息地が減り。
人間が森を伐採して、オランウータンの食べ物が減り。
結局われわれのせいでオランウータンが絶滅寸前。
でも無神経ですけど、人間として生まれてよかったと思った。人間として生まれたからこそ、もっともっと自然に役に立つような人間になりたいと思った。まだなにも出来てないけど。。。複雑な気持ちです。
ジャングルからの帰りはある気ではなく、この合体した浮輪たちを使って川下り!!ワイルドなラフティング。
いざ!しゅっぱーつ!!
キャッキャッ言いながら無事森の入口までたどり着きました。
今回の旅の仲間と集合写真。
凄く楽しい旅でした。でも自然のこと、オランウータンのこと、インドネシアが直面している複雑の問題に考えさせられた旅でした。
西スマトラ州の首都、メダンに戻りいっきに5つ星ホテル!
高低差!!
現代文明に戻り、久しぶりの温水シャワー!(バリでも水浴び)。。。
でもなんか少しだけ味気がないように感じてしまいました。。。でも少しだけバリ島が恋しくなりました。
野村さんご夫妻、花ちゃん、結ちゃん、ありがとうございました。
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