バリ島にレッドブルが上陸、どっちが本物か分かりません。
2017年3月13日
↑↑↑この2つ、どちらもレッドブルだと思いませんか?でも左の瓶はクラティン・デーンという名前の栄養ドリンクです。
クラティン・デーンは15年以上も前からバリ島で売っているローカル価格の栄養ドリンク、レッドブルは去年くらいからバリ島に上陸した世界トップシェアの高級エナジードリンク。
デザインが非常に似ています。似てるもなにもロゴが全く同じです。だけど味は全く違います。やっぱりクラティン・デーンはレッドブルの偽物なんだろうか?
前から気になって仕方がなかったんです。ちょっと調べたらWiki先生がことの真相を全てを教えてくれました。「なんかブログ読むのめんどくさい」って薄情な方は以下のリンクからWikipediaを読んでください。
Wikipedia ⇒ 『レッドブル』
クラティン・デーンとの出会い
僕は2000年頃にバリ島でクラティン・デーンとの出会いました。「なにこのロゴ。すげぇカッコイイ」と感じたのを覚えています。
当時のバリ島では鷲のマークのリポビタンDが大人気。大正製薬のファイト!は海を越えて一発!してました。そしてリポビタンDの味を完コピしていたのがクラティン・デーン。
その頃は僕のファイトも有り余っていたので栄養ドリンクを飲む必要はなかったんですが、海外で活躍するリポビタンDと、ロゴがイケてるクラティン・デーンは強く印象に残ってました。
レッドブルとの出会い
画像は『レッドブル』より
それから数年後、日本で街角営業をしていた僕の前にクラティン・デーンのロゴが描いてある派手な車が現れます。「あのリポDのパクリが日本進出?」と我が目を疑いました。
キャンペーンのお姉さんからレッドブルのサンプルをいただき「あぁ全く別の飲み物だ。クラティン・デーンは味だけじゃなくてロゴも他社の完コピだったんだな」と理解しました。
その後、レッドブルの猛牛っぷりはみなさんもご存知の通り。僕はいろいろな企業や個人の「プロモーション活動」に凄く興味があるんですが、レッドブルは本当に強烈なインパクトでした。
熱血漢の「ファイト!一発!」ビジネスマンの「24時間、戦えますか」おっさん主体の「あんたがたタフマン」ときて、レッドブルの「翼をさずける」・・・カッコイイ。完全に上から物申してます。昼も夜も飛び回りたいので翼をください。
延々と続きそうなので・・・
この2つ、どちらも本物です。タイ人が作ったクラティン・デーン。その販売権をオーストリア人が取得して作ったのがレッドブル。そして両者の発想の元となったのが「ファイト!一発!」リポビタンD。気になっていたことの真相はとっても分かりやすい話しでした。
今や、エクストリームなことならなんでもやってるレッドブル。
エクストリーム:「極限」「極度」「過激」「極端」
YouTube ⇒ レッドブル:成層圏からのスカイダイビング
もしかしたら、この発想の元もリポビタンDのCMからかも知れません。こちらも相当エクストリーム。
YouTube ⇒ 大正製薬:1982年 リポビタンD CM
さて、今回もバリ島とは全く関係ない話しになりました。僕とクラティン・デーンの出会いがバリ島だっただけです。本当は「ガイドのプロ意識が半端じゃないツアー会社バリ倶楽部を知ってもらうための記事」を書かなきゃいけないんですが・・・〆の言葉もありません。
では、また~