バリ島東部のアグン山を目指して…
2008年5月16日
昨日はバリ島東部を離れ、ちょっとだけバリ島中部のウブドを散策。
ウブドといえば、モンキーフォレストが有名ですが、そこから車で約10分位の所に
ひっそりとグヌン・ルバ寺院が建っています。
1回は通り過ぎてしまった程の、小さな小道を下っていきます。
坂道の途中にある学校には高校生くらいの学生さんたちがいっぱい。
寺院の中に入ると、真剣にお祈りをしている学生さんたちが次から次に。
周りで先生や大人たちが見張っている訳でもないのに、みんな真剣。
日常の生活の中に本当にうまく宗教が溶け込んでいるんでしょうね。
日本みたいに特別な時だけの神頼み、とはどうやら違う様ですね。
お祈りが終わった学生さん達と目が合うと、少し恥ずかしそうに微笑んでくれました!
さて、このグヌン・ルバ寺院。なんと、ウブド発祥の寺院だそうです。
昔、約8世紀頃。バリ島の西隣のジャワ島の偉い僧侶が瞑想中にお告げを受けました。
ジャワ島から見た東側にある島に、大空を貫く程の高峰があるのでそこに行きなさい。
そんなお告げだったようです。
東側にある島=バリ島、高峰=バリ島東部にあるアグン山の事です。
そして、その高僧はアグン山を目指し、数百人もの信者の方を連れてはるばるジャワ島から
やってきたそうです。
その途中でひと休みをしたのが現在のグヌン・ルバ寺院の場所。
そこは薬草の宝庫だったので、一部の人達はこの地に残る事に決め、
グヌン・ルバ寺院を建立し、村をつくりました。
これが現在のウブド村です。
薬の事をインドネシア語で「ウバッ」と言い、これが訛り「ウブド」となったそうです。
今では観光で有名なウブド発祥の寺院ですが、観光客はほとんど見かけません。
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