インドネシアの定番タクシーアプリ:Grab(グラブ)の使い方
2023年1月30日
バリ島からこんにちは!ゲストライターのナナス(@langsung_bali)です!
先月のブログ記事「インドネシアで定番のタクシーアプリ!Gojek(ゴジェック)の使い方」はご覧いただけましたか?
同じようなサービスのアプリはいくつかありますが、バリ島ではGojekとGrabが2強と言われています。そこで今回は、もうひとつの便利アプリGrab(グラブ)をご紹介します!
*見出しの画像はGrabの公式ホームページよりお借りしました。
Grabとは?
Grab(グラブ)はシンガポール発の配車サービスです。
今ではバリ島を含むインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの8か国でサービスを展開する東南アジアをリードする配車アプリです。
個人タクシー配車についてのサービス内容やメリット、使用上の注意点はほとんどGojek(ゴジェック)と同じなので、ぜひこちら↓をご一読ください。
その上で、Grabならではのおすすめポイントがこちら↓
- 日本にいてもアプリをインストール&登録ができる
- 空港で乗車できる
- クレジットカードで払える
出発前に準備できる!
私がやってみた限りでは、Gojekは基本的にインドネシアのSIMカードを購入し、インドネシアの携帯番号でないと新規登録ができなさそうでした。一方このGrabは日本の携帯番号で新規ユーザー登録ができるので便利です!
新規ユーザー登録する際に、OTPという本人認証のための4桁数字をSMS(ショートメッセージ)で受信しないといけないので、日本の携帯番号で登録するかたは、日本でGrabアプリをインストール&新規ユーザー登録を済ませておくほうが良さそうです。
バリ島で空港→街中まで乗車可能
Grabはバリ島の空港内にラウンジがあり、他の配車アプリは空港内でのピックアップが基本NGなのに対して、Grabはこの専用ラウンジから乗車できるのも特徴!
クレジットカードで払える
アプリにクレジットカードを登録しておけば、キャッシュレスで支払いができるようになり、その都度、細かい現金を用意しなくて済みます。
インストールの流れ
まずスマホにGrabアプリをインストールし、新規ユーザー登録します。必要なものはこちら↓
- 携帯番号
- インターネット接続
- 名前(ニックネームでOK)
① App Store・Playストアからインストール
App Store・Playストアの検索ウィンドウに「Grab」と英語で入力し、検索結果から「Grab Superapp」をタップ
【インストール】のボタンをタップし、インストール完了後に【開く】
② Sign Up /ログインまたは新規登録の画面
【Log in】と【New to Grab? Sign Up!】というボタンが出てくるので、初めてインストールする人は【Sign Up】をタップ
「Googleでログイン」というポップアップ画面が開く場合があります。Googleアカウントで登録済みの名前やメールアドレスをGrabアプリに紐づけて、そのまま使いたいかたは「続行」でも良いですが、これをしたからと言って、携帯番号が不要になるわけではないので、私は右上の「×」でポップアップを閉じました。そうすると次の電話番号を入力する画面へ移動します。
③ Get Started – Mobile/電話番号を入力する画面
日本の携帯番号で登録する場合は、国旗をタップし日本(JP)を選択する。インドネシアの番号の場合はインドネシア(ID)を選び、一番先頭の0を省いた携帯番号を入力。
【Next】をタップ
OTPという4桁の番号がSMS(ショートメッセージ)で送られてきます。届いた番号を入力する(あるいは自動的に反映される)と次の画面に進みます。
※WhatsAppというアプリを使っている人は、WhatsAppにOTPが届きます。
④ Get Started – Name/名前を入力する画面
あとでタクシーを呼んだときに、ドライバー側に表示される名前です。本名じゃなくてもニックネームで大丈夫です。
【Next】をタップ
このディバイスの位置情報へのアクセスを「Grab」に許可しますか?とポップアップ画面が開くので、私は「アプリの使用時のみ」をタップ。
以上でユーザー登録が完了です!
タクシーの呼び方
① Grabアプリを起動
アプリのホーム画面から【Car】をタップ。
② 行き先の入力画面
【Where to? 】のウィンドウをタップし、行き先を直接入力するか、【Choose from Map】をタップすると、地図上でポインターを動かすこともできます。
③ お迎え先の入力画面
行き先を入力すると、自動的にお迎え先を指定する地図の画面へ進みます。自動設定で現在地がポイントされているので、必要な場合は、地図上のポインターを動かして調整するか、青い丸のウィンドウをタップし、建物の名前などを直接入力します。
【Choose This Pick-Up】をタップ。
④ 車種を選択
呼べる車のタイプと料金がポップアップ画面に出てくるので、条件に合うものを選択しましょう。
- GrabCar(乗車人数4人まで)普通車
- GrabCar Protect(乗車人数3人まで)シールド付き
- GrabCarXL(乗車人数6人まで)大きめの車
- GrabBike Protect(乗車1人まで)バイク
- GrabBikeXL(乗車1人まで)NMAX、PCX、ADVなどの大きめバイク限定
GrabCar Electric(電気自動車)やGrabCar Premium(車種は不明ですが、普通車より良いランクの車種のよう)などが出てくる場合があります。
⑤ 支払い方法を選択
アプリにクレジットカードや他のキャッシュレス払いの設定をしていない人は、自動的に【$Cash】が選択されています。
クレジットカードを登録した人は、カードの下4桁とVISAなど、カードのロゴが表示されています。
支払方法を変えたい場合のみ、ロゴをタップして別の支払い方法を選択しなおします。
【Book GrabCar】をタップ。
※【Book】とだけ表示される場合もある
⑥ ドライバーが決定
ドライバーが決まったら詳細が表示されます。
名前、ドライバーの評価(5段階)、ナンバープレート、車の色、車種、ピックアップまでの予想所要時間が確認できます。
⑦ ドライバーとチャット
ドライバーの中には「向かいます。」など、チャットメッセージを送って来る人もいます。チャット画面の左下の吹き出しアイコンをタップするとQuick replies(定型返信文)が出てくるので、「OK, I will wait for you」(待っています。)などと簡単に返事することができます。
⑧ 車の位置確認
GPSで車両の現在地が確認できます。
ドライバーに通話で連絡を取りたいときは、チャットウィンドウ横の受話器マークを押すとアプリ上で自動的に発信されます。
※アプリ上ではドライバーと乗車客いずれも、お互いの電話番号が伝わらないようになっています。必ずアプリ上でやり取りをして自分の個人情報を守りましょう。
⑨ 到着&ドライバーを評価
目的地に到着したら、現金払いを選択した人はドライバーに直接お支払いしましょう。クレジットカード登録済みなどでキャッシュレス払いの人は、そのまま下車します。
その後、自動的にドライバーの評価画面が表示されます。任意なので評価せず左上の×マークをタップして終了してもOKですが、気持ちのよいドライバーさんだった場合は高評価をしてあげると、ドライバーさんの今後に好影響となり喜ばれます。
バイクタクシーの呼び方
アプリのホーム画面から【Bike】をタップ。
それ以降は上記「タクシーの呼び方」の②~⑨を参照。
支払い方法
- 下車の際にドライバーに現金で直接払う
- キャッシュレス(クレジットカードをアプリに登録しておく)
実はキャッシュレスにするには、クレジットカード以外にも、OVOという決済アプリなどを使う方法もあるようですが、手間がかかるので旅行者には向いていません。
クレジットカードは、空港にあるGrabラウンジのスタッフにはVISAかMASTERと教えてもらいましたが、アプリ内の記載を見る限りではAMEX、JCB、Union Payでも大丈夫そうです。
登録されたクレジットカード情報は、サインアウトをする際に(PIN番号を設定しなければ)消去されるようです。
あるいはAccount→Payment Methodsから登録済みのクレジットカードを選択し、【DELETE】で削除できるようになっていました。
バリ島の空港でGrabタクシーを呼ぶ
バリ島のングラライ空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルのそれぞれにGrabラウンジがあります。早朝便~最終便(夜中の2時~3時頃)まで開いているとのこと。
国際線ターミナル
地上1階の到着ロビーから立体駐車場へ向かうと、コンビニのKマート横にあります。
国内線ターミナル
到着ロビーからスターバックスやコンビニが並ぶ渡り廊下を抜けると車寄せエリアに到着します。現在リノベーション中ですが、空港タクシーのカウンター横に新Grabラウンジができています。
しかし、なんとこのラウンジにはWiFiが完備されていないそうです!空港の無料WiFiも届かない模様…。
WiFiルーターレンタルなどでバリ島到着後すぐにインターネットに繋がるかたは良いですが、そうじゃないかたは、ラウンジにいるのGrabのスタッフが、彼らのスマホで呼んでくれるそうです。乗車はラウンジ前から。
空港→街中までの場合は特別料金が適応され、日ごろ街中でGrabタクシーを使うより、かなり高め。またバイクタクシーは空港の敷地外のピックアップポイントでしか乗車できないそうです。(ちょっと歩かないといけません。)
平日・昼間の時間帯で、ングラライ空港→クタのビーチウォーク(ショッピングモール)までの乗車料金は、車種により Rp.173,000~Rp.203,000(約1,500~1,770円)でした。
ちなみに、すぐ近くにある空港タクシーのカウンターで聞いてみたらRp.180,000(約1,570円)とのこと。でも、なぜか以前はカウンター横にあった料金表の看板が見当たらず……口頭で言われただけなので、正規の料金を言われているのか分からずでした。
Grabラウンジとこの空港タクシーカウンターはすぐ近くにあるので、気になる方は両方の料金を比べてから決めても良いかもしれません。
まとめ
今回、何台かのスマホ端末で新規登録をしてみたのですが、なぜか表示される画面やデザインなどが若干違うときがありました。みなさんもインストール&登録の際は、今回ご紹介した通りの画面にならないかもしれないので、よく確認しながら進めてくださいね!
今回実際にGrabタクシーを使ってみた際に、ドライバーが決まって、車の位置確認をしながら待っていたのですが、一向に迎えに来ず…、ということがありました。ドライバーに電話してみるも応答がなく、急いでいたので一旦キャンセルして、もう一度呼びなおしました。
Grabタクシーは、このようなトラブルにもフレキシブルに対応できる人や、時間に余裕がある場合はおすすめです。
逆に、限られた時間でいくつかのスポットを周る観光や、日本語対応が欲しい方は、やはり旅行会社のツアーや車チャーターに任せるのがストレスなく確実だと感じました。
バリ俱楽部では、さまざまなリクエストにお応えしていますので、お気軽にご相談ください!
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とはいえ、何事も値段交渉がついてまわるバリ島で、アプリ上で事前に料金が明確にわかるGrabタクシーは、ちょっとした移動やお買い物の際には便利ですね。
日本にいるうちに事前にインストール&ユーザー登録できるというのも旅行者にはかなり嬉しいポイントだと思います。
バリ島も便利に進化していますよ~!
お客様からのメッセージ