【 バリ島2020 】プラスチック袋、ストロー、発泡スチロールが廃止!!
2019年1月5日
こんにちは、バリ倶楽部のさすけです。2018年12月24日にバリ州知事が衝撃的な知事令をだしました。
プラスチック袋、プラスチックストロー、発泡スチロール廃止!!
インドネシア国の内閣府にも公認されたこの発令はsingle use plastic(一回のみ利用プラスチック)を減らすためです。凄いのはこの発令は生産者から消費者までとりしまるものです。詳しく見てみましょう。
バリ州知事令の背景
年々深刻化するバリ島のゴミ問題。発展し続ける観光ビジネスにゴミのマネージメントが追い付いていないのが現状です。特にプラスチックごみは川にすてられ、最終的に海にながれる。ゴミによる環境汚染も深刻な問題です。
バリ島は1日約268トンものプラスチックごみがでます。比べてください。平成28年の東京23区の不燃ごみは1日平均141トンです。これは大変です。
また、インドネシア全体のプラスチックごみは年間6400万トンです!!その中の320万トンは海の中です。この数字は中国を次いで世界2位です。不名誉なランキングですが、そのくらいプラスチックごみの排出国です。
プラスチックごみの危険性や教育もされてなかったのも大きな問題です。プラスチックが登場する前のバリ島の人はヤシの葉やバナナの葉を使って食材の容器や買い物袋をつくってました。
すべて分解できるものや使いまわせるものでした。そのままポイ捨てしても自然にかえる。そのクセが教育されないまま、プラスチックでもやってしまう。東南アジア、アフリカ、発展途上国の典型的な問題ですね。
バリ州知事令の内容
有数の観光地でありながら、ごみだらけではイカン。観光客離れの懸念もふくめてバリ州知事は今回の発令をだしました。バリ島はスピリチュアル的な部分も大きな魅力の一つでもあり、神々の島をまもるということも込められています。
州知事令が発令する前にデンパサール市は2019年1月1日付ですでにプラスチック袋の廃止をしました。こちらも市長令で発令しました。
知事令の内容
禁止の対象 | プラスチック袋、プラスチックストロー、発泡スチロールの生産、販売、サプライ、販売代理、消費および利用が禁止。 |
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対象者 | 生産者、販売者、販売代理店、サプライヤー、消費者および利用者 |
発令の実行 | 2018年12月21日から禁止されており、準備期間として半年猶予(2019年6月21日まで)をあたえるとしてます。 |
罰則 | 生産者、販売者、販売代理店、利用している飲食店やビジネス、利用者は行政処分すると明記。営業停止処分の可能性も |
まとめ
今回の州知事令にはプラスチック廃止をすることにあたる経済、ファシリティー、インフラ支援もすると明記しています。上記3つのプラスチック製品の代わりとなるものを積極的援助し移行をスムーズに行われるようにする。
バリ島も含めてインドネシアの自然は地球の宝です。インドネシアにしか存在しない動物や植物がたくさんいます。海洋生物の宝庫がゴミ問題に存続が危ぶまれています。
その危機的状況はここ5年くらい多くの人が声を大にして政府や人々に訴え続けています。ゴミ問題に取り組んでいる人がたくさんいます。以前ブログでも紹介しました、レンボンガン島のゴミ問題に取り組んでいるゼロプラスチックレンボンガンもその一つです。↓↓
【レンボンガン島】ゴミ問題の救世主が降臨!
バリ島からプラスチックを減らすのはできるのかな??という悲観的なかたもいますが、僕は純粋に嬉しいです。定期的にゴミ拾いしかしていませんが、この州知事令は世の中のゴミ問題に取り組んでいる団体や人たちにとっては大きな後押しになります。
ココからがスタートで勝負だと思いますが、積極的にできることからやりたいと思います。バリ倶楽部としましては新たな取り組みをやってみたいと思いますので、近々報告します。
僕はプラスチック袋、プラスチックストローや発泡スチロールを使わないことから始めたいと思います。
みなさんもバリ島にきたら、ぜひ協力してください。よろしくお願いします。
おわり
お客様からのメッセージ