【 レンボンガン島 】ゴミ問題の救世主が降臨!
2018年10月10日
こんにちは、バリ倶楽部のさすけ(@sasuke80)です。
バリ倶楽部が毎日お客様をご案内しているレンボンガン島は奇跡の楽園です。
綺麗なサンゴ礁と魚たち
神秘的なマングローブ林
眩しいほどの白い砂浜に
青い海。
しかもバリ島から40分でいけるという、なん拍子もそろった、まさに奇跡の楽園です。
でも、そのレンボンガン島の裏側は
ゴミ
いろんなゴミがごっちゃ混ぜになって燃やされている、ゴミの山。
ここ5年間で急激にのびているレンボンガン島の観光産業。ホテル、飲食店が増えつづけていますが、ゴミ処理のインフラが整備されていない。それに加えて、プラスチックの危険性に対する知識がない島民たち。
もやは、裏の顔というよりかは表もゴミだらけになりつつある。
そこに救世主が降臨しました。その人と会ってきました。
ゼロプラスチック・レンボンガン
ゼロプラスチック・レンボンガンは半年前に設立されましたNPOです。代表を務めているのはスペイン出身のカルメンです。
ゼロプラスチックのチームは彼女と4人の清掃員とおんぼろの軽トラです。
カルメンのすごいのところは、レンボンガン島上陸してまだ半年なのに確実にレンボンガン島をキレイにしています。バリ倶楽部が設立11年たってもやれてないことをたった半年で成し遂げています。恥ずかしいかぎりです。
カルメンのコンセプトはとてもシンプルで、まずはできることからやる。彼女が最初に取りかかったのは、ゴミ掃除です。自腹を切って清掃員4人雇って1日8時間、週6日掃除しています。
それだけでも、レンボンガン島の代わり映えは歴然!!毎日レンボンガン島にいっている我々にとっては成果は明らかです。
レンボンガン島の掃除をやりながらカルメンは
- 村長の了承を得る
- 県知事の了承を得る
- スポンサーを探す
現在は村長と県知事の正式認可をうけていて、24社のスポンサーから支援を受けています。
ゼロプラスチック・レンボンガンは計画的に掃除しています。レンボンガン島二つある村のなかの一つ、ジュングバトゥ村からはじめています。ジュングバトゥ村を区画にわけて、その区画ごとに掃除していきます。
掃除する前と掃除後の写真をとり、掃除したゴミの種類、ゴミの量も記録して、スポンサーたちにシェアしています。
そうすることにより、どの区画が一番ゴミが多いのかが分かりますし、データを集めたら今後の比較もできます。ゴミがたまる原因も見えてくると思います。
さらにスポンサーたちは毎月のファイナンシャル・レポートを送られ、ゼロプラスチックの銀行預金残高も確認できるシステムになっています。透明性100%ですと断言していました。
地元の小学校とのプログラムも進んでおり、今後ゴミに関する教育にも力を入れる。教育は小さな子供たちからはじめるそうです。また、バリ島も含めてゴミの分別が行われていないので、分別の教育にも精力的にやるとのこと。
ダイビング会社やバリ倶楽部のようにシュノーケリングを案内している会社を集めて、海の清掃も計画しています。アイディアがいっぱいですが一個一個着実に進んでいるので感心します。
終わりに
バリ倶楽部は以前から定期的にレンボンガン島でゴミ拾いを行っています。月1回のペースが繁忙期を言い訳にして、最近全然やれてないです。バリ倶楽部がゴミ拾いを始めたきっかけもできることからやろうという発想です。
でも、気付きました。ゴミ問題は片手間で取り組める問題ではないこと。
やっぱり大きなことだけに、いや、大きな問題だからこそ小さなことから着実にやっていくこと。
カルメンと話して、彼女の活動を聞いているうちにだんだんと自分が恥ずかしくなりました。レンボンガン島のごみ問題に注目して結構時間がたちましたが、彼女の10分の1しか進めていない。
カルメンのような人、ゼロプラスチックのような活動がはじまって、心から嬉しいと思いますし、単純にサポートしたいと思いました。金銭的なサポートもそうですが、一緒にやれることがあったらやりたいと思います。
お客様からのメッセージ