【2024年】バリ島空港からホテルまでの移動手段と料金【空港送迎】
バリ島からこんにちは!もはやバリ島では外国人として扱われていないのか、国際空港に行ってもインドネシア語でしか話しかけてもらえない、ゲストライターのこなつ(@origami_batik_bali)です。
日本は夏休み!!ということで、去年に続き、デンパサール空港へ空港送迎サービスについてリサーチに出かけてきました!前回ブログを執筆したのがちょうど1年前だったのですが、新情報が続々だったので、さっそく紹介していこうと思います~!
バリ島空港タクシー基本情報
デンパサール空港に到着してから宿泊先のホテルまでの移動は、自分で旅行会社などを通して送迎サービスを手配していなければ、ほぼ空港タクシーのみだったのですが、自力で外に出る手段がかなり増えていました!
空港からの移動手段いろいろ
- 固定料金の 空港タクシー(数社)
- 料金交渉制の 白タク
- アプリで呼べるGrabとGojek送迎車
- 事前オンライン予約配車(Klook)
- 公共バス(メトロデワタ)
主な移動手段として選択されるのは、やはり空港タクシー。料金設定はメータータクシーよりは高いです。それは去年と変わっていませんでした。(むしろ料金は全体的にちょっと値上がり。)しかし…バリ島の物価高やメータータクシー料金も高騰しているので、だいぶ比較する基準との落差がなくなってきている、ということは感じました。
そして!どの会社も白タクさえも、『料金に比例した信用あるサービスの提供』を全面にアピールしてきているなぁ~と思いました。つまりはふっかけてくるドライバーや、上乗せ料金を後から請求するような送迎サービス会社は選んでもらえないから、増えてきた競争相手に負けないためには、透明性がある良心的な料金を提供しよう!っていう方向へシフトしたんだと思います。すごくイイ!
空港内の各送迎カウンターの位置関係
空港の敷地は広いので、サッと車で通っただけでは全体の位置関係が分かりづらいですが、今回リサーチしてきたのはこの範囲です。
国際線到着ゲートから国内線の方へは歩いて行けますが、駐車場を横切ったり、道路を横断したりしないといけないので、スーツケースを持っていくとなるとなかなか厳しい道のりだと思います。
国際線の空港タクシー 各社の場所と特徴
到着ゲート・エリアの見取り図
- 白の矢印 :ブルーバード社
- ピンクの矢印 :Discova社
- 黄緑の丸 :インフォメーションカウンター
- 水色の丸 :空港タクシー
- 黄色の丸 :Klookブース
- 黒の矢印 :出口へ進む順路
各カウンターの場所をご紹介。税関を抜けた後、到着出口に向かって進む経路が黒の矢印です。GrabやGojek専用ルームは、このエリアのさらに先にあります。
Blue Bird Taxi(ブルーバード社)
国際線から出てきて、税関を抜けた最初の通過エリアにあるのがインドネシアで一番信頼度が高いBlue Bird社の空港版、Golden Birdカウンター。利用したい方は通り過ぎてしまわないように注意してくださいね。
今回は各エリア料金を詳しく調べることができなかったのですが、一去年大規模に開催されたG20国際会議もきっかけとなって、積極的にEV車(完全な電気自動車)を運用しているのが興味深いサービス路線。
日本でもハイブリッド車は普及していますが、完全なEV車に乗る機会ってあまりないんじゃないでしょうか?試してみたい方は、このGolden Bird のカウンターで手配してもらうことが可能。料金はメーターを使うそうです。
こちらは国内線出口の方にあったBlue Birdタクシーカウンター。ここでオーダーできるのは全てEV車。ヌサドゥアまでの目安はRp.275,000だそうです。
Ngurah Rai Airport Taxi(空港タクシー)
空港内で一番ポピュラーな送迎の選択肢がこちら。国際線出口にカウンターは2カ所あり、どちらでも同じです。ブルーの制服を着たスタッフが料金表を見せて説明をしてくれました。全エリアの定額料金表をパネルで提示してくれたのは、唯一この会社だけでした。
支払い方法は現金またはクレジットカードが使えます。「お支払いをするのはカウンターで完結、ドライバーに直接払う料金は発生しないですよ!」とキッパリ笑顔で言ってくれましたよ。
もう1カ所、車の乗降エリアにあるカウンターにいたスタッフもめっちゃ笑顔で好印象。去年はこちらではドライバーに現金支払いをしないといけないシステムだったのですが、今は両カウンターとも統一の支払い方法!
そして、国内線の方の空港タクシーカウンターもチェックしたのですが、提供していた料金表は全く同じでした。日本だったら「同じ会社なんだから、料金も同じなのは当たり前でしょ」と思うかもしれないですが、バリ島では同じ会社であっても観光客価格とローカル価格という料金設定があるというのが一般的なんです。なので、私はこれに関しては驚きでした!公平で良い~!
Grab(グラブ)/ Gojek(ゴジェック)
アプリで配車ができるGrab専用ルームの隣にGojek専用ルームもできていました!バックパッカーと思われる欧米人は続々入り口に並んでいて、アプリの普及と信頼性が伺えます…Grabの方が世界的に広まっていてすでにインストールしている人が多いので、Grabに軍配が上がっているようでした(笑)
ちなみに私はGojek派。Gojekはインドネシア初の配車アプリなので、ローカルはこっちを使う人も多いと思います。アプリを持っていなくても専用ルーム内のカウンターでお願いすれば、車を手配してくれるそうです。
それぞれのアプリの使い方を詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
Grab の使い方 | Gojek の使い方
空港の外ではバイクも呼べますが、空港内では車のみとなっています。空港からクタビーチ付近のホテルまでは、Grabはスタンダードな車でRp.88,500、GojekはRp.108,500でした。去年は同じ場所を指定してRp.160,000だったので、安くなってますね。GrabはEV車という選択肢もあって、進化してるなぁーと思いました!
その他の送迎サービス選択肢
到着エリア付近には、その他にも送迎サービスを利用できるカウンターがあります。
関税を出て、Golden Birdカウンターを過ぎたところに旅行会社Discovaのサービスカウンター、さらに先には空港インフォメーションカウンター。ここで頼むと手配されるのはDiscovaの車だそうです。ヌサドゥアまでは、ちょっと高めのRp.330,000とのこと。
蛇足の情報ですが、インフォメーションカウンターを曲がったところにバリ州観光税カウンターがあります。(運用については未だに不明瞭…)
旅慣れた人は利用したことがあるかもしれませんが、現地オプショナルツアーなども激安で予約できてしまう旅行アプリ、Klook(クルック)のカウンターもあります。ここで配車ができるわけではなく、アプリで事前予約した個人ドライバーと待ち合わせるための場所だそうです。今のところの価格帯はかなり安いようなので、興味があればチェックしてみてもいいですね。(ご利用はご自身の責任で!)
出口では客引きをしているドライバーももちろんいます。“どんな雰囲気で料金交渉しているんだろう…?”と近くにそっと立って何件か盗み聞きしてみたんですが、法外に高い金額をしつこく提示している人はいませんでした。空港タクシーの料金と変わらない、もしくはちょっと安いくらい。お客さんの方が値切り過ぎなんじゃないの…と思うような金額を言っていたりしたので(汗)
白タクのドライバーとの交渉はコミュニケーションに自信がある、相場を知っているというのが前提になるので、いきなりチャレンジするのは絶対にお勧めしませんが、騙されるかも…と過剰に警戒しなくても、けっこう正当な金額を提示してくれる人が増えたんだろうなぁとも思いました。
空港タクシーの利用方法
今回の調査ではどの送迎サービスを利用しても、料金もサービスも(丁寧さも)そんなに変わらなくて、上乗せ料金を請求されるようなことはない印象を受けたのですが、やっぱり昔から空港内で一番有力で、料金表も明瞭で細かく規定されている「Ngurah Rai Taxi」の利用方法を解説していきますよ。
場所はインフォメーションカウンター(Customer Service)の向こう側、もしくは旅行会社のガイドさんたちが待っているお迎えエリアを出た後、車の乗降エリア付近にある2カ所目のカウンター。どちらでも同じですが、乗降エリア近くのカウンターは夜になると行き交う人や白タクのドライバーさんたちでかなり混雑するので、落ち着いてオーダーできそうなのは1カ所目ですね。
カウンターで送迎を申し込む流れ
- 行きたい場所やホテルを伝える
- 表に従ってスタッフが料金を案内してくれる
- 現金またはクレジットカードで支払い
- 予約番号の紙が発行される、待つ
- 同じ番号メモを持った担当ドライバーがきて、車まで案内
空港タクシーの料金表
海上高速道路を通ってほしい時は、その分のRp.13,000も追加してカウンターで払いましょう。一連の流れやスタッフの接客態度を見ていると、間違いのないサービスを提供してくれている…と感じられました。
日本人旅行者がよく宿泊するエリアの料金
料金表のおさらいです。日本人観光客がよく宿泊するエリア毎の料金をまとめました。去年よりRp 5,000〜Rp 15,000値上がりしてました。
クタ・レギャン地区の料金
- トゥバン Rp 125,000(空港周辺)
- クタ① Rp 160,000
(対象ホテル:クタパラディソ・クタステーション・バクンサリホテルなど) - クタ② Rp 180,000
(対象ホテル:ハードロックホテル・シェラトンクタ・プルマンレギャンなど) - レギャン Rp 215,000
(対象ホテル:パドマリゾート・バリマンディラ・レギャンビレッジなど)
スミニャック地区の料金
- スミニャック① Rp 215,000
(ザヘブン・ビンタンスーパーマーケット周辺) - スミニャック② Rp 255,000
(ディシニヴィラ・ザレギャン・サマヤスミニャックなど)
ジンバラン地区の料金
- ジンバラン① Rp 180,000
(インターコンチネンタル・カユマニスなど) - ジンバラン② Rp 270,000
(フォーシーズンなど) - アヤナ・リゾート Rp 270,000
ヌサドゥア・タンジュンブノア地区の料金
- ヌサドゥア Rp 255,000
(グランドハイアット・メリアバリ・ウェスティンなど) - ムリアリゾート Rp 300,000
(ムリアリゾート・ザムリア・セントレジスなど) - タンジュンブノア Rp 300,000
(コンラッド・グランドミラージュなど)
サヌール地区の料金
- サヌール Rp 255,000
(マヤサヌール・フェアモント・オアシスラグーンなど)
ウブド地区の料金
- ウブド Rp 445,000(ウブド中心部)
国内線の空港送迎カウンター
国内線の方もチェックしてきました!去年と変わらないトランスポート料金の看板。値段も変わってないみたいです。ただやっぱり、制服の色がバラバラでどの人がどの会社のドライバーなのかよくわからない…。
「定額で行くよ!」とは声をかけてくれたものの、駐車料金が上乗せしてかかるらしく、その辺りがクリアじゃなかったですね。国内線はローカルのお客さんが多いので、価格交渉が前提の感じでした。
国内線にもNgurah Rai Taxi、GrabとGojekステーションもあります。こちらは前述したように、国際線から利用する時と全く変わらない料金設定です。インドネシア人観光客もタクシーよりもアプリ配車が一般的になっている様子で、緑のステーション付近は混み合っていました!
支払い面でバリ島に着いたばかりの外国人観光客は使いづらいですが、赤い公共バス・メトロデワタも国内線出口には乗り入れています。空港の外へ出る手段としては最安値、Rp.4,400!もし使ってみたい方はこちらの記事を参考にどうぞ。オレンジの矢印あたりにGrabとGojekステーションがあります。
空港内でメータータクシーを拾える?
これは裏技情報になるのかもしれませんが…Blue Birdタクシーの待機スペース駐車場というのが、国内線の立体駐車場2階にあります。基本的に空港外から入ってきたメータータクシーは中のお客さんを拾ってはいけない、というビジネス・ルールがあります。
が、この2階まで上がっていって「乗せてくれない?」と直接ドライバーに話しかけた場合は、メーター料金で乗車させてくれるんだそうです。(国際線の方から歩くとけっこう遠いので、体力に自信のある方のみ可能な手段…)
もしくはBlue Birdもスマホ専用アプリがあるので、それを使って空港ピックアップのオーダーをすれば、Golden BirdやBlue Bird EV車カウンターに行かなくてもGrabのように指定場所へBlue Birdタクシーがお迎えに来てくれるらしいです。知らなかった~!
知って安心、バリ島の空港送迎サービス
空港送迎サービス、今回私が調べた限りなかなか好印象にシフトしてきていました!ポイントをまとめると…
- 送迎料金は高いが、驚くほど高額ではなくなってきた
- 上乗せなしで安心して乗れる支払い体制に変わってきた
- スタッフやドライバーがとってもフレンドリー
- 以前よりも透明性のあるサービス提供が加速
バリ倶楽部では、ツアーご利用のお客様に限り、空港送迎サービスも対応しています。ご提供できるかはその時の予約状況にもよりますが、お気軽にお問い合わせくださいね。
E-VOAの類似サイトに注意!
最後におまけで重要情報を…!バリ島に観光で入国する時に必要な到着ビザ、ビザ・オン・アライバル(VOA)。“オンラインで取得したいのに類似サイトが多過ぎて、どれが本物のサイトなのかわからない!”というお声が最近よくあるそうなので、間違わないようにこちらにリンクを貼っておきます。
VOA公式サイト: https://molina.imigrasi.go.id/
※内容は2024年7月の情報に基づきます。
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