バリ島とウォレスとドリアンと自分
2015年4月28日
皆さんドリアンは好きですか?
ほとんどの方は苦手だと思いますが(笑)
フルーツの王様と呼ばれ僕も大好きです。
ドリアンはインドネシアやマレーシアが原産地のフルーツでバリ島でも一番のフルーツ。
東南アジアでは古くから重宝されたフルーツで
西洋人が初めて口にしたのが14世紀ごろと言われています。
その感想はとてもヒドイものです(笑)
「完全にドロドロした腐ったニンニク!」
「ラスベリーブランマンジェをトイレで食べるかのようだ」
「ニンニクや豚の糞を靴下で混ぜ合わした匂い」
(苦笑)
その中でも僕が感銘をうけて一番好きな表現は
1856年にアルフレッド・ラッセル・ウォレスが書いたドリアンを食べた感想です。
「このフルーツを表現するには濃厚なカスタードとアーモンドのような香りが相応しい。
ときにはクリームチーズやオニオンソース、シェリー酒のような香りが漂う。
粘着性のある滑らかな口当たりは唯一無二であり、それが珍味としての価値を増す。
酸っぱくもなく甘くもなく、決してジューシーでもないがそれらが不足とも感じさせない、
そのものが完璧である。
吐き気や悪影響を及ぼすこともなく、食べれば食べるほどやめられない。
実にドリアンを食べるのは新感覚の経験であり、そのために東洋へ旅する価値がある。」
さすがですね~
どこのなんのソムリエでもこの表現力には敵わない
ウォレスはウォレス線という
バリ島とロンボック島、ボルネオ島とスラウェシ島の間に
生物の分布境界線を発見した人物です。
ウォレスは線の西側と東側には異なった哺乳類や鳥が生殖しており
以前より陸続きではなかったと結論に至った。
ウォレスは1854年から8年間
インドネシア各地をバックパッカ―の旅をしました
紹介書を頼りに奥地に行ってはオランウータンやゴクラクチョウ
昆虫や蝶の標本を収集し母国イギリスに送ってました。
晩年は心霊や催眠術、スピリチュアルやUFOのことにも興味を持ち
それに関する本を執筆したり少し変わった人物ですが
ダーウィンと共に進化論を確立したすごい人物です。
僕はウォレスもウォレス線も恥ずかしながら最近しりました。
ウォレスが書いた「マレー諸島」という本にハマっていま読んでます。
冒険や探検でいっぱいです。
皆さんも是非よんでみてください
ドリアンも食べてみようと思うかも知りません(笑)