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【2016年】バリ州1都8県の最低賃金(月収)と観光業の雇用形態

2016年7月24日


こんにちは、現地ツアー会社バリ倶楽部のキコです。

先日、他社のドライバーさんが「10時間働いてもRp 100,000しか貰えないんだよ。1時間Rp 10,000じゃやってられないよ」と言ってました。詳しく聞くと車とガソリン代は会社持ち、身一つで運転手をやった場合は1時間Rp 10,000(約80円)が相場だそうです。

しかも彼はフリーランスのドライバーさんなので忙しい時しか働くことができず、月に半分も仕事があれば良い方だと言ってました。それでも月収Rp 1,500,000(約8,400円)

「食べ物が安い」「家賃が安い」「とにかく物価が安い」と紹介してきましたが、実際のところバリ島で生活する人たちの収入がどれくらいなのか?バリ島観光業の一般的な雇用形態も交えて書いてみようと思います。

関連記事 ⇒ バリ島の物価(金銭感覚)と新紙幣20万ルピアの真相

バリ州1都8県の最低賃金(月額)

最低賃金が高い順①~⑨
① Rp 2,124,075 Badung (バドゥン県)
② Rp 2,007,000 Denpasar (首都デンパサール)
③ Rp 1,904,141 Gianyar (ギャニャール県)
④ Rp 1,904,085 Tabanan (タバナン県)
⑤ Rp 1,895,500 Karangsem (カランガッサム県) 
⑥ Rp 1,839,750 Klungkung (クルンクン県) 
⑦ Rp 1,839,750 Buleleng (ブレレン県) 
⑧ Rp 1,809,087 Jembrana (ジュンブラナ県) 
⑨ Rp 1,808,530 Bangli (バンリ県) 
平均 Rp 1,903,546(約15,400円)
首都であるデンパサールよりもバドゥン県の方が高い、理由は簡単でバドゥン県には主なリゾートエリアが集中しているからです。更に国際空港があるのもバドゥン県。
バドゥン県のリゾートエリア:クタ、レギャン、スミニャック、クロボカン、チャングー、ヌサドゥア、タンジュンブノア、ジンバラン
バリ島で「南部リゾートエリア」と呼ばれる地区は、サヌールを除いて全てバドゥン県にあると言えます。そしてサヌールは②のデンパサールにあります。(デンパサールは観光業以外の仕事も多い)
次いで観光客に大人気のウブドは③のギャニャール県にあります。④のタバナン県は夕日で有名なタナロット寺院、世界遺産のジャティルイ村(ライステラス)、湖畔の寺院ウルンダヌ・ブラタン寺院があり観光資源が豊富。
その他の県の並びを見ても、リゾートエリアの数(大きさ)と、観光資源になるスポットの数(人気)がそのまま最低賃金の順位になっているように感じます。因みにバリ倶楽部がたくさんお客様をご案内しているレンボンガン島は⑥のクルンクン県です。
レンボンガン島情報 ⇒ レンボンガン島情報の特集ページ

2010年の最低賃金を見ると1都8県の平均がRp 914,977(約7,400円)なので、この6年で倍以上になってます。それだけ聞くと雇用条件が良くなり、企業側が大変そうに聞こえますが・・・この話しには続きがあります。

バリ島観光業の雇用形態

バリ倶楽部に勤続5年のマデ・ウィラタ
「最低賃金が急上昇している」

ホテルやレストランなどは、毎年この最低賃金を元にスタッフのお給料(人経費)を調整しているところが多いようですが、ガイドさんやドライバーさんにはあまり影響がありません。理由は簡単で、みんなフリーランスとして日雇いされているからです。

自社ツアーを催行している会社がハイシーズン(繁忙期)のご案内人数に合わせて全スタッフを正規雇用すると、仕事がないローシーズン(閑散期)にも全スタッフに最低賃金を払うことになります。

人経費を考えるとそんなリスクの高いことはできないので、忙しい時だけフリーランスのガイドさんや、ドライバーさんを日雇いすることになるんですね。

あるガイドさんは「車の中には3社の制服を常備している。昼間はA社の仕事、夕方からはB社の仕事ということもあります」と言ってました。それだけ忙しければ良いけど、最初に書いたドライバーさんのように「月に半分も仕事があれば良い方」という人もいます。

実はガイドさんやドライバーさんも日雇いの気軽さを気に入っている人が多く、「会社のルールに縛られたくない」と考えるようです。持ちつ持たれつなので良いも悪いもありませんね。

各社には必ず信用の厚いベテランガイドさんがいますが、忙しい時に限って普段付き合いの少ないガイドさんに仕事が回るので管理するのは一苦労、マネージャーさんやカスタマーサービスの人は大変だと思いますよ。お客様からクレームが出ても実際にご案内しているのはフリーランスのガイドさんなので原因追及が難しい。

人経費は安くなるけど、管理は難しくなる。本当は大きい会社も全スタッフを正規雇用したいのが本音だと思います。

バリ倶楽部という会社

ブサキ寺院にて社員遠足に行った時の1枚

バリ倶楽部の尾島社長は常に人材育成を心がけている人なので、ガイドスタッフは全員正規雇用です。病欠が1ヶ月続いたとしても必ず基本給を全額支給しています。これは日本人の感覚では当り前に聞こえてもバリ島では全然当り前じゃないんです。この雇用形態には尾島社長の信念を感じますね。

現在、僕はバリ倶楽部のマネージャーとして働いてますが、スタッフみんながバリ倶楽部を自分の会社と考え、しっかりと看板を背負った仕事をしてくれるので、クレーム対応する機会が全くないような状態です。

新人が入社すればスタッフみんなで一人前に育て上げ、何か改善点があればスタッフみんなが知恵を絞る、楽しいことや嬉しいことはみんなで共有。嘘のようですが本当の話しです。今のところバリ倶楽部はそういう会社です。

さて、最低賃金からえらく脱線した話しになりましたが、せっかく書いたので編集しないでそのまま投稿します。バリ島で日本語専門の現地ツアーをお探しの方は以下のfacebookページやWEBサイトを見てみてください。

バリ倶楽部のプロフェッショナルガイドが最高ツアーをご案内しますよ。

では、また

日本語専門ガイドのプロフェッショナル集団
バリ倶楽部ホームページ

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