こんにちは！ゲストライターのKuny（@ubadhealing）です。

バリ島が大好きでゲストライターをさせていただいていますが、旅行が趣味なのでハワイも同じ回数で訪れています。今回は、実際に旅をした目線をふまえてバリ島とハワイ旅行を比較してまとめました。

ハワイとバリ島、どっちが人気？

世界的に人気の２つのビーチリゾートは、どちらも日本から片道約８時間で距離がほぼ同じです。

世界中の旅行者が利用しているオンライン旅行会社「トリップアドバイザー」の「ベスト オブザ ベスト ディストネーション ２０２３」では、世界部門でバリ島が2位、アジア部門では１位！アメリカ合衆国部門ではハワイが３位でした。世界的にはバリ島の方が人気のようです。

しかし、日本の旅行代理店の旅行先ランキングではハワイが上位、バリ島がランキング外でした。このギャップはなぜ…？

ハワイとバリ島への直行便

世界ランキングではバリ島が２位なのに、なぜ、日本の旅行代理店の旅行先ランキングにはバリ島はランク入りしていないのでしょうか？その理由は、直行便の数です。

日本⇔ハワイの便数が、日本⇔バリ島より多いのです。（成田・羽田・関西発着の現地航空会社の直行便）

ハワイ

ハワイへは直行便の便数が多いので旅行計画が立てやすく、小さなお子様連れにも良いです。

	直行便	所要時間
成田⇔ホノルル	ハワイアン航空 週６日運行	約８時間
羽田⇔ホノルル	ハワイアン航空 週６日運行	約８時間
関空発⇔ホノルル	ハワイアン航空 週６日運行	約８時間

＊他にも、JALとANAの直行便が運航。

バリ島

コロナ禍で直行便が激減しましたが、ようやく復活してきました！関西発は運休中です。

	直行便	所要時間
成田⇔デンパサール	ガルーダインドネシア航空 直行便 週４日運行 （マナド経由便は週１日）	約７時間半
羽田⇔デンパサール	なし	なし
関西⇔デンパサール	運休	約７時間

2023年8月より、成田⇆デンパサールの直行便は週２日→４日に増えました。日程をさほど気にせず旅行ができるようになりました。

バリ島行きの主な経由便は、「フィリピン航空」「シンガポール航空」「マレーシア航空」。これらの経由便は、片道約１０～１１時間です。（出発空港による）

私は経由便を、ポジティブに捉えています。特にシンガポールの空港では、現地の食事やお土産購入などが楽しめるからです。

旅の比較

各料金や、現地の交通などを比較しました。

＊ 料金は、US$1＝140円、IDR100＝1円で換算しています。

航空運賃と宿泊費­

ハワイとバリ島ともに、気候は乾季と雨季の２シーズンのみ。乾季の５月～１０月までがベストシーズンです。ベストシーズンで航空運賃と宿泊費を比較しました。

	ハワイ	バリ島
航空運賃	直行便：約14万円～	直行便：約15万円 ～ 経由便：約8.5～13万円
ホテル	シェラトン ワイキキ 約7.8万円～ / １泊 各種の税込 朝食なし ビーチ付き	シェラトン バリ クタリゾート 約 2.5万円～ / １泊 税・サービス料込 朝食なし すぐ近くにビーチ

航空運賃は直行便でハワイがやや安く、ホテルはバリ島が安いです！

ホテルは両方の島の中心地にあり、世界チェーンホテルの「シェラトン」で比較しています。ただし、ハワイはプライベートビーチありでバリ島はビーチなし。バリ島の中心地クタのビーチウォーク周辺のホテルは、ビーチに面して建設されていません。

飲食費

食事やお茶の料金は、バリ島がリーズナブルです！

	ハワイ	バリ島
ホテルでお茶	840円～	500円～
ホテルで夕食	4,200円～	1,800円～
カフェでお茶	560円～	200円～
カフェで夕食	2,100円～	380円～

ただし、料金だけで比較できない点があります。ハワイは、食事が出てくるスピードや会計が早く、１食の量もバリ島に比べて多めです。

交通

便利な路線バスや空港シャトルを、フル活用できるのはハワイ。バリ島の路線バスは、ローカル向けの路線です。しかし、バリ島観光にはタクシーやカーチャーターが安く、活用できます！

	ハワイ	バリ島
空港シャトル	2,520円～	なし
路線バス	420円～	観光に不向き
タクシー	初乗り 480円～	初乗り 75円～ 流し利用時
カーチャーター	４時間 42,000円～	４時間 5,000円～

チップ

ハワイはチップの文化がありますが、バリ島は基本的には不要です。

	ハワイ
ベルボーイ（ポーター）	US$1～2（140円～280円）
ハウスキーピング（ベッドメイキング）	US$1～2（140円～280円）
タクシー	料金の１５～２０％
レストラン	料金の１５～２０％

インドネシアにはチップの文化がないとされていますが、実はあります。バリ島のチップについては、過去記事をご参照下さいね！

時差

ハワイは、マイナス１９時間。バリ島は、マイナス１時間です。

ハワイへの到着は、日本出発日と同じ日の日中になりです。日本時間だと徹夜状態。しかし、私はハワイの陽気な空気感で、意外と活動できています。翌日に、時差ぼけを感じます。

バリ島はたったのマイナス１時間なので、滞在中は時差ぼけゼロ。ワーケーションにも最適で、日本とのコアタイムにも影響がありません。

しかし、「ワーケーションだから日中は観光やビーチ」という考えであれば、ハワイの時差も悪くありません。日本のコアタイム１０時は、ハワイの１５時なので、昼過ぎまで自由な時間を過ごせます。

スパマッサージ

私はホテルチェーン「マリオット」のハワイとバリ両方に滞在し、ホテルスパを受けた事があります。

私自身の経験では「マリオット コオリナ ビーチクラブ」と「マリオット バリ ヌサドゥア ガーデンズ」で大きな差を感じました。スパは、バリ島が圧倒的にコスパ良しです。

マリオット バリ ヌサドゥア ガーデンズでは、ボディオイルマッサージ６０分で約6,950円～。素敵なスパのお部屋で、マッサージを受けます。マリオット コオリナ ビーチクラブでは、プールサイドの簡易テントでバリ島の２倍近い料金でした。

現地での過ごし方

旅行先は、何をして楽しみたいかにもよります。ハワイとバリ島の特徴をまとめてみました。

ハワイ

海がとにかく美しく、熱帯魚も泳いでいます。メインの観光地ワイキキは、都会派・自然派の全ての人にマッチします。日本で例えるなら、新宿と銀座の大通りに、沖縄の美しい海を合体させた夢の様な場所です。

• ビーチやホテルのプールでのんびり
• 映えるハワイアンスイーツのカフェ巡り
• ショッピング
• 路線バスで観光
• サーフィンやその他マリンアクティビティ

バリ島

観光地が各エリアに分散され、「メインの観光地はここ」というのが難しいです。クタ、スミニャック、ジンバラン、ヌサドゥア、ウブドの各エリアで特徴が異なるので、多様な楽しみ方ができます。ウブドは山のリゾート、それ以外は海のリゾートと言っていいでしょう。

• ビーチやホテルのプールでのんびり
• スパでリラックス
• カーチャーターで観光
• サーフィン、その他マリンアクティビティ
• 離島ツアー（レンボンガン島・ペニダ島）

“山のリゾート” ウブドならではの過ごし方は、下記のようなイメージです。

• バリ舞踊鑑賞
• 美術館やギャラリー巡り
• ヨガ＆ヘルシーフード
• ナチュラルコスメショッピング
• リバーラフティング

ハワイとバリ島を比較した結果

旅の目的別で、★～★★★で評価をしました。星３つを最高評価とします。

時差と物価の面で、バリ島が優勢！

	ハワイ	バリ島
一人旅	★★ バス移動がしやすい	★★ 費用
ワーケーション	★★ 時差	★★★ 時差
お子様連れ家族	★★ 直行便の数	★★ カーチャーターの利便性
ハネムーン	★★★ ホテルのクオリティ	★★★ ロマンティックディナー
女子旅	★★★ インスタ映え	★★★ スパ三昧
安旅	★ クオリティは良いが物価高	★★★ ハワイより物価安

時差と物価以外では、ハワイもバリ島もそれぞれの良さがあります。

子連れ連れ旅行の場合は直行便があるハワイが良いですね。バリ島へは経由便や深夜便などになり、お子様連れにはハードです。しかし、バリ島はリーズナブルにタクシーやカーチャーターが利用できるので、楽に行動できます。

ハネムーンは人生の大きなイベント。どれだけ良い思い出を作れるかが重要です。バリ島の多くの高級ホテルでは、ハネムーナー向けに特別席での「ロマンティックディナー」プランがあり、最高のひと時が過ごせます。

ハワイのホテルでは、宿泊でハプニングなく過ごせる確率が高いです。これは、ハネムーンの最高の思い出に繋がります。バリ島では、ホテルで解決できないハプニングが潜んでいます。例えば、” 悪天候でケーブルTVの電波が不安定になる ” などです。

個人的な結論

今回は色々な視点からバリ島とハワイを比較してみました。時差と費用の面で、バリ島旅行が優勢に感じました。なんといってもバリ島の時差は１時間！ワーケーションにも最適で、時差ぼけなしに元気に過ごせるのでおすすめです！

＊ 各航空会社の便数や各種料金は２０２３年８月時点のものです。