【トローリング】
ルアーなどの漁具を使用した釣法の一種。ルアーを生きた魚類に見せかけるため、クルーザーなどの船を巡航させて行う。マーリンと呼ばれるカジキ類。ツナと呼ばれるマグロ類の他、カツオ、サワラなどが主な対象となる。
by Wikipedia
この間ペニダ島で釣りデビューしました。
海釣りでも虫をエサにすんだろうか?ってくらい全くの無知。そんな僕でも大きな魚を釣り上げることができたので、よっぽどペニダ島は恵まれた釣り場なんだと思います。
実際に体験させてもらって良かった点は魚が釣れたこと!!これ絶対!!
悪かった点?足りなかった点?は、いろいろあります。トローリングに詳しいお客様からご意見を聞けたので、そこら辺についても書いていきたいと思います。
※)竿をロッドと呼ぶことすら知りませんでした。無知を恥じても記事にならないので体験したままに書きます。
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『バリ倶楽部』
レンボンガン島&ペニダ島はトローリングが人気

バリ島からスピードボートで1時間弱の距離にあるレンボンガン島&ペニダ島。バリ島南部のリゾートエリアから日帰りで遊びに行ける距離にあります。
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【バリの離島情報】レンボンガン島とペニダ島の共通点と違い
トローリングでGT(Giant trevally / ロウニンアジ)を狙うのが一番人気。

大きいのは50Kg超えも釣れるそうです。
ペニダ島周辺は一周ぐるりと釣りができるそうですがGTを狙うなら南側。

ただ南側は波の影響を受けやすいので荒れている時は北側に行くそうです。ボートはレンボンガン島からもペニダ島からも出ています。
ポイントや仕掛けによって釣れる魚は違うと思いますが、GT、カツオ、タイ、シーラ、オニカマスが地元の釣り人には人気のようです。
ペニダ島トローリングに出発

船長曰く「魚が釣れるのは朝と夕方。島に泊まってないと釣りに行くのは難しいよ」とのことです。
バリ本島 ⇔ 離島間のスピードボートは日の出ている内しか運航していないので、朝やるにしても夕方やるにしても本気で釣るならレンボンガン島に1泊するのが良いと思います。
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【2019年・最新版】バリ島からレンボンガン島への行き方とスピードボートの時刻表
今回はレンボンガン島2泊のツアーだったので夜明けと同時に出発することにしました。朝6:00にシュノーケリングボートでレンボンガン島マングローブ村を出発!!
・・・はい。シュノーケリングボートなんです。
後々知ったことですが、トローリングに使うクルーザーは竿が動かしやすいように船の後ろが広く、アウトリガーを使って何本も竿をセットするんですね。
レンボンガン島・ペニダ島にトローリング向きのボートがあるかは分かりません。竿をセットした立派なクルーザーはバリ本島で見かけるので、専門的な方は離島発着にしないで本島からクルーザーをチャーターするんだと思います。
釣り好きのお客様はボートと装備を見てガッカリだったと思いますが、僕自身はよく分かっていませんでした。アレが足りない。コレが足りないってよりも、あるのは竿、糸、リール、ルアーだけだったと思います。
ポイントまでは20分くらい。この日は波が穏やかだったので予定通りGT狙いの南側に行くことができました。
トローリング開始!!

ペニダ島の南側に出たら減速して竿をセット。
あぁなるほど、これがトローリングって釣り方なんだなぁ・・・釣りは竿を振るものだと思っていたので驚きました。最初に竿がしなったのは20分後くらいだったと思います。
「喜古くん!!きたで!!竿持ってー!!」と言ってもらったのですが、なにをどうして良いのか分からないので旦那さんお願いいたします!!
「よっしゃー!!」

・・・で、釣れました!!

美味そう!!美味そうなのが釣れた!!晩御飯が釣れた!!
「スマガツオやな。腹に斑点がある」とお客様に教えてもらいました。全身トロと言われている美味しい魚。
それからまた20分くらい?次は竿を持たせてもらいました。

釣りってこんなに大変なんですね。とにかく重い!!リールが巻けない!!
「GT!!GT!!」と船長から声が掛かっていたのですが、あと少しのところで外れてしまいました。姿が見れなかったので大きさは分かりません。
本当にGTだったのか?大きさはどのくらいだったのか?物凄く気になる。あんだけ頑張って引っ張ったのに逃げられるなんて・・・悔しい。この悔しさが釣りにハマる第一歩なんですね。
その後しばらく音沙汰なしで1時間後。

再びスマガツオ。

更に僕も1本釣って計3本。

血抜きなし、氷なし、クーラーボックスなしでそのまま放置。
「血抜きするだけでも味が違うんやけどな」と言うことで、せっかくの美味しい魚もこの感じでは刺身にできないそうです。僕に少しでも知識があれば発泡スチロールと氷くらい用意できたかも知れません・・・次回は必ず!!
最後のヒットは動画をご覧ください。
撮影していただきありがとうございました!!
GT釣れました!!

船長が「15 ~ 17kgくらい。まぁまぁだね」って言ってました。動画で伝わると思いますが、まぁまぁサイズでも本当に重いです。
50kgを超えるGTなんか引っかけたら海に引きずり込まれるんじゃないかな?上手な人は力を使わずに釣り上げるんだろうか?
島に戻ったのが昼くらいだったので5時間くらいやりました。成果はこちら

地元の人が「やったね!!凄いじゃないか!!」と言っていたので良い結果だったようです。
もう僕自身は興奮を通りこして放心状態。嬉しさ楽しさを感じるまでしばらく時間が掛かりました。時間が経てば経つほど、もう一度やったみたい!!って思う気持ちが強くなります。
地魚BBQを実食

ココナッツの殻に火を点けて、バナナの葉っぱの上で焼くのが地元風。
スマガツオが焼きあがっていきます。

焼き過ぎちゃんだよなぁ・・・

こちらはGT切り身のバナナ包み蒸し焼き(ペペス)

日本で「GTは美味しくない」と言われるそうですが、料理法が良かったのか、とっても美味しかったです。地元の人たちも「GTは美味しい魚だよ」と言ってました。
スープも美味しかった。スマガツオも包み蒸し焼きにした方が美味しかったかも知れません。
まとめ

1日の終わりに船長家族&お客様夫婦で記念写真。
自前のクルーザーを自ら運転してトローリングを楽しんでいるご夫婦にとって、本当にお遊びにも満たない釣りだったと思いますが、嫌な顔をせずに「喜古くん、ほんまのトローリングはこうなんやで」と言った感じで優しく教えていただきました。
「釣りは奥が深い専門的な遊びで、素人が簡単に楽しめるものではない」と勝手にそう思っていました。奥が深い専門的な遊びなのは間違いないけど、初体験の僕でも最高に楽しめました。
レンボンガン島発のペニダ島トローリング。
装備は全く整っていませんし、竿を扱っている間も屋根が邪魔で思うようにはいきません。「それでも、それでも大物GTが釣れるなら!!」と思う方はバリ倶楽部にお問合せください。
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ちょっと質問フォーム

機会があったらもう一度釣りに行きたい・・・じゃなくて、機会を作って是非とも再挑戦したい!!なんです。全身トロのスマガツオを刺身で食いたいんです。発泡スチロールと氷はなんとかなると思うので、僕を釣りに連れてってください!!
では、また~