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ランプヤンからのアグン山
2017.09.26

【 アグン山火山活動 】最新情報とバリ島の自然災害に対する考え方

こんにちは、バリ倶楽部のさすけです。 バリ島の一番高い山、アグン山の火山活動は日本でも報じられており、多くの方が心配していると思います。ネットニュースでは既に噴火しているようなニュアンスのタイトルが多く、どの記事が正しいのかわからないという声もあがっています。

アグン山火山活動の現状

アグン山は10月27日9時現在はまだ噴火しておりません。火山活動の活発化により、インドネシア国家防災庁は9月22日付で警戒レベルを4に引き上げ、火口から半径9キロ圏内(北、北東、南東、南から南西部は12キロ)の区域への立ち入りを禁止しました。 アグン山の影響で発生している地震 10月27日現在、火山地質災害対策局が発表しているデータを見ますと、アグン山の活動により発生している地震はここ6日間半減していることが分かります。 政府は慎重にデータを分析して、最短でも一週間アグン山の活動を分析してから警戒レベルを見直す考えです。誰よりも今だ避難している方々が気の毒ですね。 アグン山の噴火の恐れが薄れている今も政府及び関連機関は24時間警戒を継続しています。避難所では以前から配布、発信した噴出物のハザードマップの説明をして、ハザードマップ外の住民の帰村を呼び掛けています。バリ島観光庁もデンパサール国際空港と各航空会社と会議を行い、現時点では全フライト通常運行しております。空港での混乱はないと共同声明をだしました。 hazard-map バリ島全体の地図で見ますとこんな感じです。 アグン山噴火した場合のハザードマップ バリ倶楽部は9月22日をもって、ブサキ寺院とランプヤン寺院へのツアーを一旦クローズさせていただきました。これからもお客様の安全を第一に考えて判断したいと思います。また、不確かな情報元に惑わされることなく、インドネシア政府の国家防災庁と火山地質災害対策局の発表を常に確認して冷静に判断したいと思います。 wareware-rooftop リゾート地が多く点在するバリ島南部の様子もいつも通りです。南部の自治体、NGOやNPOは引き続き募金や支援物資を集うことでサポートしています。アグン山の火山活動により、地元の方々はいたって冷静な印象ですが思いは様々だと思います。観光客も在住者の反応も様々です。自然なだけに難しいですね。 さて、バリ島といえば、バリヒンドゥーですね。イスラム教徒が世界一の国、インドネシアに一島だけほとんどの島民はヒンドゥー教。バリヒンドゥーのコンセプトが世界遺産に認定されたり、とてもユニークで唯一無二の島。そのバリ島の「自然災害」に関する考え方はどうでしょうか?

バリ島の自然災害に対する考え方

昔から今も、バリ島を破壊する要因と信じられているのはインド洋での大地震とアグン山の噴火です。今回のアグン山の火山活動は破壊しかねないエネルギーを少しづつだす。そうすることによってバリ島全体に被害が及ばないためだそうです。 アグン山麓の寺院、ブサキ寺院 我々人間からすると「自然災害」と呼んでますが、バリ島の宗教観からみるとバランスを整える「動き」、台地がバランスを取り戻すための活動です。大地の「動き」が多くの犠牲者を出さないために、こういうときにバリ島全体で儀式やお祈りを捧げます。 アグン山の火口 自然は全地球の生活の源。この自然を底がつくまで搾取するのではなく、持続しなくてはいけませんし、バランスを保たないといけない。いざ、人間が自然を守れなくなったり、持続できなくなったりすると、自然は自分でバランスをとります。自然がバランスをとるときの「動き」が人間が言う「自然災害」です。 先祖代々バリ島の人たちはこのコンセプト、教え方の元で生きてきて自然のバランスを常に意識して日常生活を送っています。儀式や習慣などを通して自然を考慮しながら行動しています。 ランプヤンからのアグン山 2000年の歴史を持つバリヒンドゥーの自然に対する考え方は現在の学問にも通ずるものがあってとても感慨深い。 今回の火山活動に伴いバリ島各地での儀式や祈りなどをみますと、自然と人間、人間と人間、人間と神様の調和を大事にしていると思いました。今回のアグン山活動により動物、植物も含めて犠牲になる生き物が最小限におさまりますように祈ります。
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