こんにちは、バリ倶楽部のさすけ（@sasuke80）です。 以前から気になってて、調べたら絶対に面白いんだろーなと思っていたバリ島の人々のご先祖様とそのシステム。今回はバリ倶楽部スタッフのご先祖様を調べてみたら奇跡に近い、偶然とは言い難い運命的な出会いがあったんです！！ バリ島の人が先祖を知るうえで大事なのは家族寺です。祖父から孫まで3世帯が一つの家に住むのが一般的なバリ人には必ず家族寺があり、そこでご先祖様が祭られています。 その家族寺より範囲が広いのは「ダディア寺院」と言われています。この寺院はその地域（市町村）にいる広い範囲の親戚たちが先祖を礼拝する寺院です。要するに家族寺より広いし、親戚の数も多い、でも同じご先祖様を礼拝。 「カウィタン寺院」という更に範囲が広い先祖寺もあって、最終的にバリ島全土のご先祖様は総本山のブサキ寺院の周りにある13寺院にまとめられ、祭られています。 バリ倶楽部のバリ人スタッフにももちろんそれぞれのご先祖様は把握していて、ブサキ寺院の本堂でお祈りする前にそれぞれの先祖寺でお祈りします。 古代バリ島でご先祖様を礼拝する文化はもともと存在していたんですが、総本山のブサキ寺院でご先祖様が祭られる様になったのは16世紀頃だそうです。 それでは、今回調べてみたバリ倶楽部スタッフは： バリ倶楽部のすべらないガイド、マデ バリ島のことならなんでも知っているバリ倶楽部の博士、ガイドのスアルタ バリ倶楽部の真のボス、エルナ バリ倶楽部145cmの最終兵器、ギリ あだ名は「マングローブのターザン」、ガイドのムディ バリ倶楽部のやんちゃ兄さん、ドライバーのグストゥ 14世初頭、ジャワ島で栄えてたマジャパヒット王国がインドネシア全土を天下統一に成功し、古代バリ島の村々の反乱を防ぐために、バリ島にマジャパヒット傘下の王国をつくりました。1343年にムディの先祖がバリ島の王様に選ばれ、ギリのご先祖様は大将に選ばれ、バリ島に新たな大国をたてるようにと命じられました。ムディとギリのご先祖様は11人の優秀の家臣を連れていくことになり、11人の中の二人がマデとエルナのご先祖様です。 マジャパヒット傘下の新・バリ王国はサンプランガン（ウブドの東側）に拠点を起き、エルナのご先祖様はタナロット寺院の近くの地を与えられ、マデのご先祖様はゲルゲルという地を与えられました。 ときが進み15世紀終わりのころ、1489年にジャワ島から来られたニラルタという高祖（グストゥのご先祖様）がバリ島にやってきました。この高祖はバリ王国の最高顧問に抜擢されバリ島に多大な影響を与えました。政治学や文学にたけていて、色んな寺院の増築もされました。グストゥのご先祖様はバリ島のマス村（ウブドの南側）に行かれた時にそこにいた大名（スアルタのご先祖様）に大歓迎されて、スアルタのご先祖様は自分の娘をグストゥのご先祖様に結婚相手として捧げました。 グストゥのご先祖様はバリ島に多大な影響をもたらし、バリ島のご先祖様が総本山のブサキ寺院の周りに祭られる様になる礎を築いた人物でもあります。 バリ倶楽部のスタッフが先祖同様に今こうやって一緒に働いているのは何だか不思議に思います。エルナとギリとマデの先祖が同士だったと言う事実にも感動しますし、グストゥとスアルタの血筋を辿ると親戚だったということも興味深いです。 というかバリ倶楽部のスタッフのご先祖様が高祖だったり、大名だったり。。。すごいな～！！ ムディに限って先祖が王族って！！そういう人に「マングローブのターザン」というあだ名つけていいのかな？！？ バリ島のオプショナルツアーならバリ倶楽部！バリ倶楽部のホームページへ