2015.10.23
思い込みで騙されるバリ島で最もベーシックな両替・換金詐欺の手口
こんにちは、バリ倶楽部のキコです。
上の写真のようなバリ島の繁華街を散歩していると、
各国の通貨レートを書いた看板をよく目にします。
そして看板には必ず高レートが書かれています。
レートを高くしないと、わざわざ怪しい店で両替する人はいません。
どこからどう見ても怪しさ200%なので
間違っても両替を頼むことはないと思いますが、
実際に両替するとどうなるのでしょうか?
「でも、看板に書いてあるからそのレートになるんでしょ?」
「ちゃんと数えれば良いんだから楽勝じゃん」って考える人の為に
枚数をちゃんと数えても騙される
最もベーシックな両替・換金詐欺の手口をご紹介します。
先ず最初の思い込みは、
「ちゃんと枚数を数えれば大丈夫」
↑↑↑コレね。僕もこのタイプです。
ところが、詐欺師が仕込んだ罠は札の枚数ではなく
ゼロの数に潜んでいるんです。
簡単に言うと、
Rp 1,200,000受け取るはずが、
Rp 1,020,000しか渡られない
日本円からインドネシアルピアに両替すると、
100円でRp 11,000、ゼロがずらりと列を成します。
そこで詐欺師が利用するのがゼロの数
紙幣の種類も、最高額のRp 100,000を使わず
Rp 50,000紙幣を使います。
上手く書けないので実際に例をあげますね。
※)より分かりづらいようにコンマを省きます。
Rp 1200000受け取るのに
Rp 50000札 × 20枚
Rp 10000 ×2枚しか渡されない
結果 Rp 1020000
Rp 180000が詐欺師の利益になります
上の例は一番分かり易い方で、
更にお客さんが混乱する札の振り分けがあるようです。
そして、両替の際は英語を使われることが多いので、
Ten Thousandとか、Hundred Thousandとか言われても・・・
そもそも日本語と英語で数の位の考え方が違います。
もうここまでくると何が何だか分かりません。
そこで2つ目の思い込み
「頭の数字と枚数が合っていれば大丈夫」
結局Rp 200000か、Rp 20000かは確認していないってことですね。
お客さんが自信満々で「オレを騙すなんて100年早い」と思った時点で詐欺完了
自分で確認したことは、疑わない人が多いです。
↑↑↑コレ!!僕も自信過剰なこのタイプです。
このゼロを使った詐欺は簡単なので、素人でも直ぐに詐欺師になれます。
もし、お客さんが気付けば「あらっごめんなさいね」の一言です。
高レートなので、詐欺が失敗した時点で理由をつけて帰されます。
ちゃんと確認しなかった人が悪いと言われればそれまで、
外国は日本ほど親切丁寧ではありません。
疑う気持ちを持って旅行するのは面白くないですが、
自分は騙されないと考えるのも危険です。
「オレを騙すなんて100年早い」と考える
僕みたいなタイプの人は十分に気を付けてくださいね。
では、また!!
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