2015.11.13
150円ランチ!!これが本場のバリ料理ナシ・ラワールのお店:Warung Bu Dewa
こんにちは、バリ倶楽部のキコです。
みなさんナシ・チャンプルって食べたことありますか?
ご飯とおかずが一皿盛りになっている定食のことです。一皿盛り定食と書けばとっても単純なんですが、
おかずはお店によってもいろいろと変わってきます。
例えばジャワ島スタイルだと豚肉は使いません。
牛肉のルンダンというおかずや、
茹でた野菜にピーナッツソースをかける
プチャル(発音が難しい)が人気です。
バリ島スタイルだと牛肉は使わず
豚肉を使ったナシ・チャンプルが人気です。
お肉以外にもそれぞれの出身地によっておかずが違います。
だからインドネシアの文化と同じくナシ・チャンプルは奥が深い。
そして、バリ島スタイルの最上級モデルが
みなさんもご存じのバビ・グリン(豚肉定食)
豚肉じゃなくて鶏肉なのがアヤム・ベトゥトゥ(鶏肉定食)
ナシ・ラワール(説明不可)
お祭りの際に各家庭で男性が作る伝統料理
でも、普段から食べられる専門店もあります。
正確に言うと、この3つの伝統料理は
ナシ・チャンプルのカテゴリーに入らないのですが、
一皿盛り定食と言った意味では同じです。
「ごちゃごちゃ言ってないで料理の写真を見せろ」って人の為に
あえて遠回りをして、絶品ナシ・ラワールの場所からご紹介します。
女将さんにもインタビューしたので、最後まで読んでくださいね。
クタのメインストリート、レギャン通りの裏通りのそのまた裏通り
マジャパヒト通りの丁度真ん中くらいにあるのが・・・WARUNG BU DEWA
NASI LAWAR
お店の名前を直訳すると、
「デワくんのお母さんがやっているナシ・ラワールのお店」です。
Googleのストリートビューで見たら
下の写真と同じ光景が出てきました。
掘っ立て小屋のようですが、地元の人気店です。
営業時間は他のナシ・ラワール店より遅めで、12時から夜までやっています。
店内はアジア風味全開です。
壁がないので店内かどうかも分かりません。
この名店の女将さん
いついっても心底かったるそうにしていて笑顔は皆無
「あんた日本には帰らないのか?」と必ず聞かれます。
「家賃いくらだ?」「給料はいくらだ?」と日本人の収入に興味深々
だからと言って悪い感じじゃなく、僕も暇なんでいつも世間話をします。
さて、これが女将さん作る絶品ナシ・ラワールです。
バリ島の伝統料理は奥が深すぎて、食材が何なのかは見当もつきません。
ただ、ココナッツ、豚の皮、スパイス各種と
各家庭の食材を混ぜて細かくしたのがラワールだそうです。
この何を食ってるか分からないけど、物凄ぇ美味いってのが最高!!
僕は、写真手前に写っている紫玉ねぎ&唐辛子の薬味?
サンバル・マタ(生サンバル)が大好きです。
バリ島の伝統料理に必ず付いてくるサンバル・マタ
ニンニク、紫玉ねぎ、唐辛子、レモングラスを細かくして
ココナッツオイルと塩で混ぜた物なんですが、
コレを食べるとめっちゃ臭くなります。
そして、自分の息が臭いことを確認して大満足します。
大満足のランチのお値段 Rp 15,000(150円弱)
3年前は高い気がしてましたが、物価急上昇の今も値段は変わらず
ナシ・ラワールの内容と相場を考えると安く思えます。
本当にいつ行っても(臭いに)大満足です。
この絶品ナシ・ラワールを観光客の方に食べてもらいたいんですよ。
現実的に考えると無理なのは分かっているけど(臭いから)
これだけ美味い本場のバリ料理が150円で食えるんです。
せめてブログで紹介しようと思い写真をバシバシ撮っていたところ
「なんだあんた店でも始めるのか?」と女将さんが聞いてきました。
もっと丁寧な言葉だと思うけど、表情がこんな感じです。
いやいや、いつも美味しいからお店の写真を撮りたくて
「そんで?その携帯電話はいくらで買ったんだ?」
・・・?何故そこで?ってなるのは、いつものことです。
女将さんの写真も撮りたいので笑ってもらって良いですか?
・・・パシャリ
・・・パシャリ
・・・パシャリ
・・・・・・・・素
よく見ると僕の母ちゃんとそっくりです。
太ってる。いつもかったるそう。笑顔が無い。
でも料理が物凄く美味い。悪い人ではない。
「最近はお客さんが減って駄目だねぇ」
愚痴っぽいところも似ています。
でも、毎日おかずは売り切れるんですよね?
「あぁ、売り切れるけど前ほど作らなくなった
ところであんたは店でも始めるのかい?」
・・・さっきと同じ質問
いや、ただ日本人にバリ料理を紹介したいと思って
「なんでも観光客ってのはホテルでナシ・ゴレンしか食べないんだろ?
あれはブンブ(調味料)が違うしインドネシア料理じゃないよ」
本当にその通りですね。
ちょっと知ってる人でもウブドのイブ・オカで
バビ・グリンを食べるくらいだと思います。
「イブ・オカなら知ってるよ。バビ・グリンでRp 75,000だろ?
うちのラワールの5倍の値段じゃないか」
となりで食べていた人も
「あそこのバビ・グリンはインドネシア人ならRp 45,000
それでも3倍だね。僕は女将さんのラワールの方が良いよ」
僕も女将さんのナシ・ラワール(臭い)が大好きなんで
これからも頑張ってくださいね。
「あぁ、それにしても暑くて暑くて仕方ないね」
・・・っと、僕の応援はフルシカトされ会話になっていませんが、
この店のリピーターは、みんな女将さんを応援していると思います。
いつもかったるそうで愚痴っぽいのに料理が美味い
本当の名店に愛想笑いは必要ないようです。
実は、ほんの少しだけ口元が笑っています。
思いのほか長文となりましたが、
僕は、バリ在住日本人で最もローカル飯を食っていると自負しているので
これからもマニアックな本場の味をレポートしていきたいと思います。
では、また
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