バリ島の現地ツアーで一番人気と言えば(たぶん)バリ倶楽部のレンボンガン島ツアーですが、次いで人気があるのは(たぶん)エレファントライドです。象さんの背中に乗って散歩するアレですね。
正直なところ「なんでバリ島で象さんなの?」と考えておりました。バリ島にいる象さんたちは同じインドネシア国内でもスマトラ島の出身です。もともとバリ島に象さんはいません。
バリ倶楽部のこだわりが「バリ島にしかない文化・自然の魅力を伝える」なので、「スマトラ島からバリ島にきた象さんに乗る」のは非常に抵抗があったんです。
札幌で博多ラーメン屋さんが大人気とか、沖縄でジンギスカン大流行みたいなイメージですね。実際に食べる側としては美味ければ文句ないんですけど・・・
まぁいいや、息子たちも喜びそうだし、とりあえずは象さんに乗ってみましょう!!
エレファントライドまでの道のり
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Mai Maiマガジン最新号P90・P91 |
僕は今年の4月から「バリスクープ」という情報サイトでブログのライターをしています。(副業ではありません。本業の一環です)
そのご縁もあって「喜古さんは息子さんもいるしエレファントライドのモデルをやってみませんか?」とお声掛けいただきました。
最初に博多ラーメンだ、ジンギスカンだとゴチャゴチャ書きましたが、喜古家にとって正しく棚から象さんが落っこちてくるような感動のお誘い。
象さんに乗りたい!!!!
「平日ですけど息子さんの幼稚園とか大丈夫ですか?」って、そんなに教育熱心な親なら流れ者一家にはなってません。喜古家は夢と希望を求めています。
そんで当日・・・
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09:30頃 宿泊ホテルにお迎え |
バリ島でも数ヶ所でやっているエレファントライド。今回訪問したのはウブドから近いチャランサリ村のバリ・エレファント・キャンプ。
同じ場所のエレファントライドでも、シーウォーカー、ラフティング、ウブド観光、タナロット寺院観光など半日分の組合せが選べるようになってます。
僕らが体験したのはエレファントライド30分と、チョコレート作り30分のセット、所要時間6,5時間のツアーです。家族連れであれば一番選びやすいセットだと思います。
エレファントライド&チョコレート作り体験
大人 $94 子供 $69(7 ~ 11歳)
とりあえず前半はエレファントライドだけ紹介します。
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11:00頃 キャンプ到着&ウェルカムドリンク |
生姜ベースのジュースをいただきました。
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昼食メニュー |
エレファントライドの前にランチメニューを決めます。前菜4品、メイン10品、デザート3品から選べます。インドネシア料理に偏らずサンドイッチや、パスタもあるので家族連れには嬉しいですね。
ランチメニューを決めたら象停へ・・・
エレファントライドの様子
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11:00頃 象停にて象さんを待つ |
「象さんは背が高い。梯子でも使うんだろうか?」と思っていたんですが、ちゃんと停留所があるんですね。
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象さん待ちの息子たち |
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象さん参上 |
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連なる姿がカッコイイ |
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・・・けど、近くで見るとカワイイ |
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象さん入りました |
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安全棒が付いてます |
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11:15頃 いざ出発!! |
嫁さん&長男、僕&次男のペアは喜古家の決まり事みたいなもんです。僕も楽しみにしていたエレファントライドですが「これも取材だ!!」と思うとカメラ構えるのに必死ですね。
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象さんはのどかな田舎道へ |
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そんで文字通り道草を食います |
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「象は1日に200kgも食べるんだよ」 |
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コースの途中でヤシの葉の芯を貰います |
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そんで食います |
これには驚きました。ヤシの葉の芯は武器に使えそうなほど硬いです。それをボリボリしたまま食べ歩き、象使いのおじさんがお弁当用にもう1本貰ってましたが、10分ほどで2本とも完食。
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楽しそう |
乗り心地は可もなく不可もなくですが、目線が高いので景色を楽しむには最高!!
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いつでもパォ~ン可能 |
象さんは頭が良い。象使いのおじさんが「写真撮るからパォ~ンして」って言うと、ちゃんとパォ~ンしてくれます。
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散策コースはジャングルへ |
時期もあると思いますが、ジャングルの中は蝉の声が響き良い感じでした。
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いつでもパォ~ン可能 |
象使いのおじさんが、みんなの知っている「象さんの歌」を日本語で熱唱してました。
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コースの最後は池の中へ |
象停で待つ間「あの池は象さんのウンチがいっぱい浮いてるね」って話していた池の中に突入。象さんの心意気恐るべし。
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11:45頃 エレファントライド終了 |
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餌もあげられます(有料) |
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こんな写真も撮らせてくれました |
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写真プレゼントもあります(有料) |
エレファントライドの感想
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笑顔が素敵なスタッフさん |
エレファントライド30分は丁度良い長さ、家族連れには最高のツアーです。ただ大人としては象さんに関する説明を聞けたらもっと楽しかっただろうなと感じます。
説明するのが難しければ、説明の書いてあるパンフレットを持たせてくれるとか・・・インドネシア語で聞いても「1日200kg食べる」と、「暑さにも雨にも負けない象さん最強」しか教えてもらえませんでした。
職業的な興味から「何頭が働いているのか?」「象さんに休みはあるのか?」「象さんは1日に何回転しているのか?」「雨天はどうするのか?」を聞いてみました。
現役の象さんは13匹、基本的には週休1日、回転数は6~7、雨天は傘を使い決行だそうです。仕事の日はヤシの葉の芯を12本も食べてるんですね。パイナップルもそのまま食ってたし胃の調子は大丈夫なんだろうか?
象使いのおじさんは特殊な道具で象さんの頭を小突きながら支持を出しますが、噂で耳にしたような乱暴な小突き方ではなく、象さんの頭も傷付いた様子はありませんでした。
それから少しアジアゾウついて調べてみたんですが、野生だと時速5~7kmくらいで1日に5~13km歩くそうです。この施設での回転数と背中の乗せた重さを考えると結構なハードワークになりますね。
5 ~ 8年(食物が豊富な場合は2 ~ 4年)に1回の繁殖。
妊娠期間が600日を越える。1回の出産で生まれるのは1頭のみ
授乳期間は2年。寿命は60 ~ 80年だそうです。
この「妊娠期間が600日を越える」とか「授乳期間は2年」は、動物の中ではかなり長いんじゃないでしょうか?「寿命は60 ~ 80年」なんかも合わせて説明してくれたら面白いと思うんだけどなぁ・・・「1日200kgの食事」も十分にインパクトありますけどね。
因みにカバの妊娠期間は210 ~ 240日。平均寿命は約30年。
そんな事も踏まえて、今回は素直にバリ倶楽部の宣伝に繋げられそうです。バリ倶楽部は全てのツアーでこの説明の部分を大切にしています。寺院の説明、文化の説明、マングローブの説明、全て日本語対応です。
※)エレファントライドは販売していません