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2023.03.01

バリ島のお花図鑑【ホテルや街中でよく見るお花8種】

バリ島からこんにちは!ゲストライターのナナス(@langsung_bali)です!

雨季も終盤を迎えているバリ島。ご存知のかたも多いと思いますが、バリ島には日本のような四季はなく、乾季(4月頃~10月頃)と雨季(11月頃~3月頃)の2つだけです。気温は1年中温かく、一言でいうと年中夏!

そんな気候の違いもあり、バリ島には日本では温室でしか育たないような植物が街中にたくさん!生き生きとした緑や鮮やかなバリの花たちは、豊な大地を象徴する、バリ島の大きな魅力でもあります。

今回は、そんな珍しい南国植物たちを写真と一緒にご紹介していきますよ~!

1. フランジパニ

インドネシアでの呼び名:カンボジャ(Kamboja)/バリ島ではジュプン(Jepun)
英語表記:Frangipani/Plumeria
分類:キョウチクトウ科

「プルメリア」の名前でも知られる南国を代表するお花で、ハワイのレイは有名ですね!バリ島では「フランジパニ」や「ジュプン」と呼ばれ、1番人気のお花です。

フランジパニのフラワーアレンジメント

どこで見られる?
リゾートホテルやヴィラでは豪華なフラワーアレンジメントを見かけることも。リゾート以外でも、バリヒンズー教の日々のお供えにも添えるため、バリ島の一般家庭のお庭でもフランジパニの木はよく見られます。街中を歩いていると、枝を揺らして花を取っている人の姿を見ることがありますが、これはお供え用に使うためです。

バリヒンズー教のお供えによく使われるのは、「ジュプン」と呼ばれる種類で、ちょっと小ぶりで中央がイエローのお花です。ピンク色もあってかわいいですよ。

バリ島のジュプン
フランジパニを使ったお供え

2. ハイビスカス

インドネシアでの呼び名:クンバン スパトゥ(Kembang Sepatu)
英語表記:Hibiscus
分類:アオイ科

「情熱」という花言葉にぴったりな、大ぶりで鮮やかなお花が美しいハイビスカス。バリ島でもやはり赤色が主流ですが、いろいろなカラーバリエーションがあり、通年咲きます。

どこで見られる?
バリ島の寺院の入り口にある石の彫刻にハイビスカスのお花が添えられていることも。

バリ島のハイビスカス

ウルワツ寺院のサンセットに行われるケチャダンスでも、男性ダンサーがハイビスカスのお花を耳につけていますね。女性も寺院へお祈りに行く際に、髪飾りにハイビスカスをつけていくこともありますよ。

ケチャダンスの男性ダンサー

3. ヘリコニア

インドネシアでの呼び名:ブンガ ピサン ピサンガン(Bunga Pisang Pisangan)
英語表記:Heliconia
分類:オウムバナ科

垂れ下がるタイプや、地面からまっすぐ伸びるものなど、いろいろな種類があります。今回(2月)の散策中に一番よく見たお花かもしれません。

こちら↓はロブスターの爪みたいなインパクト強めのヘリコニア ロストラータ(Heliconia Rostrata)

ヘリコニア ロストラータ

ヘリコニアとしか種類がわかりませんでしたが、この種類↓もよく見かけますよ。

バリ島のヘリコニア

こちら↓は、ヘリコニアのプシッタコルム(Heliconia Psittacorum)という種類。鳥のくちばしのような極楽鳥花(ゴクラクチョウカ=ストレリチア)に似ていますが、少し見た目が違います。

ヘリコニア プシッタコルム

どこで見られる?
リゾートやヴィラ、レストランなどガーデンでよく見かけます。特にプシッタコルムはプランターでも育つので、限られたスペースでもお花が楽しめ、重宝されているようです。

4. ブーゲンビリア

インドネシアでの呼び名:ブンガ クルタス(Bunga Kertas)
英語表記:Bougainvillea
分類:オシロイバナ科

葉っぱの先が色づいたようなブーゲンビリアは、バリ島の街中でもっともよく見かけるお花のひとつ。つる性でどんどん大きくなり、たくさんの花がつくので、見応えたっぷり!深い紫色が一般的ですが、白やオレンジ、グラデーションになったものなどさまざまです。

どこで見られる?
バリ島ではウルワツ寺院の岬付近にもたくさん見られ、幻想的な寺院の風景を引き立てていますね!

ウルワツ寺院のブーゲンビリア

満開になるのは乾季ですが、雨季でもお花がまったくないわけではありません。つい先日(2月)にサヌールをぶらぶらしていたときに偶然発見したブーゲンビリアはこちら↓。真っ白できれいですね。

サヌール街角のブーゲンビリア

5. ジャスミン

インドネシアでの呼び名:メラティ(Melati)
英語表記:Jasmine
分類:モクセイ科

インドネシアの国花でもある白色のジャスミンは、香りがよい愛らしいお花。こちらも家庭の花壇やガーデンでもよく見られます。

インドネシアの国花 ジャスミン

6. イランイラン

インドネシアでの呼び名:クナンガ(Kenanga)
英語表記:Ylang Ylang/Cananga Odorata
分類:バンレイシ科

アジアンな甘い匂いが特徴で、バリヒンズーのお供えとしても重宝されるクナンガ。「バリっぽい香り」の代表として、エッセンシャルオイルやオーガニックソープの香りとしても人気です。同じような種類で「チュンパカ」と呼ばれる、白や黄色の少しぷっくりしたお花もありますが、クナンガのお花はこのように↓緑色や黄色で葉っぱみたい。

クナンガのお花

7. 蓮

インドネシアでの呼び名:ロータス(Lotus)
英語表記:Lotus/Nelumbo
分類:ハス科

蓮(ロータス)も睡蓮(ウォーターリリー)もインドネシア語ではBunga Terataiと呼ばれるようですが、蓮は水面より茎が伸び、高いところで花をつけ、スイレンはほぼ水面に花を咲かせるという違いがあるそうです。

どこで見られる?
こちら↓はサヌール「ハイアットリージェンシー バリ」の美しい蓮たち。場所はこちら

ハイアットリージェンシー バリの蓮池

ウブド王宮から徒歩で行けるサラスワティー寺院周辺の蓮池も有名ですね!すぐお隣のレストラン「Lotus Cafe」には蓮池を望むガゼボ席もあります。

ロータスカフェの場所はこちら

8. 胡蝶蘭

インドネシアでの呼び名:オーチッド(Orchid)
英語表記:Orchid
分類:ラン科

日本と同じように高級なイメージの蘭。とは言え、小さい株なら園芸店で1,500円くらいから販売されています。うまく育てると1年に1回開花するそうですが、我が家では成功率が低め...。

同じラン科のカトレア(インドネシア語でアングレ)は室外でもOKで、1年に2~3回ほど開花し、1か月ほどお花を楽しめます。

どこで見られる?
胡蝶蘭は主に室内で、レストランのエントランスなどで見られることが多いでしょう。アングレはお花好きのバリ人家庭など、より一般的です。

バリ島の胡蝶蘭
バリの蘭やカトレア

9.日本語名不明【番外編】

インドネシアでの呼び名:Lee Kwan Yew /Vernonia elliptica

日本語表記がわからないほど、日本では馴染みがなさそうな植物ですが、バリ島ではとてもポピュラー!ツタがぐんぐん伸び、カーテンのようになるので、テラスのデコレーションなどで活躍しています。

バリ島のツタ植物

どこで見られる?
こちら↓はサヌールのラグジュアリーリゾート「マヤ サヌール リゾート&スパ」のエントランス付近での1枚。場所はこちら

マヤサヌールのテラス

もっとバリ島のお花を楽しむには?

ナチュラル系のカフェが人気!

オープンテラスに草花をおしゃれにアレンジした「Nook」はクロボカンエリアにある超人気カフェ。こんな素敵なカフェが増えているので、バリ島滞在中にはぜひ体験してみてください!

クロボカンのNook
Nook店内の草花

Nookの場所はこちら

いろんなフラワーアレンジメント

バリ島のいろいろな場面で工夫を凝らしたフラワーアレンジメントを目にします。こんなの見かけると得した気分になりますよね!

バリ島のフラワーアレンジメント

スパ&エステティック

より身近にバリ島のお花を体感したい人におすすめはやっぱりスパ!今回ご紹介した珍しいお花のエッセンシャルオイルを使ったボディマッサージや、花びらを浮かべたフラワーバスは、一度は試す価値ありですよ!

フランジパニエステティックスのフラワーバス

数あるスパの中でも、お花たっぷりで有名なフランジパニエステティックスは、バリ倶楽部のナビゲーターCocoroちゃんもお墨付き!

まとめ

今回は、私が雨季終盤に街中を散策して目にしたお花たちをピックアップして紹介してみました!みなさんもバリ島旅行に来られた際には、美しいお花たちにぜひ注目してみてくださいね~!

バリ島の心にふれる16のツアー

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現 地
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