バリ島からこんにちは！ゲストライターのナナス（@langsung-bali）です！

ここ５年くらいの間にバリ島に来た人なら、街中に緑色のジャケットとヘルメット姿でバイクに乗っている人がめちゃくちゃ多いことに気づいたはず！この方たち、インドネシアで急成長を遂げた配車アプリのドライバーさんたちなのです。

＊見出しの画像はGojekの公式ホームページよりお借りしました

Gojekとは？

Gojek（ゴジェック）は2015年頃からインドネシアで急成長した、スマホで操作する配車アプリです。日本ではUBER（ウーバー）が知られていますが、同じように個人タクシーを配車するサービスです。ポイントは↓

• スマホで使うアプリ
• インドネシアでは、車だけではなくバイクタクシーも主流
• 個人タクシー（いわゆる白タク）
• 料金が明確で値段交渉いらず
• 安い！！！

Gojekアプリは今やタクシー配車以外にも、フードデリバリーや荷物配送、電子決済、スマホの通信パケット購入など、ありとあらゆることがアプリ内でできるようになり、とにかく便利！（わたくし先月なんと３２回も使っておりました！）

今回はバリ島旅行でも使えるGojekでタクシーを呼ぶまでの手順をご紹介します！

インストールの流れ

Gojekを使うには、まずスマホにアプリをインストールし、ユーザー登録します。必要なものはこちら↓

• インドネシアのSIMカードが入ったスマホ
• インターネット接続
• Eメールアドレス
• 名前（ニックネームでOK）

① App Store・Playストアを起動

検索ウィンドウに「Gojek」と英語で入力し、【インストール】のボタンをタップし、インストール完了後に【開く】

② 言語を選択する画面

英語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語から選べます。一番上の英語にチェックを入れたまま、【Continue in English】をタップ

③ Welcome to Gojek！ ／ログインまたは新規登録の画面

【Log in】と【I’m new, sign me up】というボタンが出てきます。

【Log in】は過去にGojekアカウントを登録したことがある人が再ログインするためなので、新規登録は【I’m new, sign me up】をタップ

④ Enter your phone number ／電話番号を入力する画面

例：電話番号が081-2345-6789の場合

+62 81-2345-6789と入力し【Continue】をタップ

OTPという４桁の番号がSMS（ショートメッセージ）で送られてきます。届いた番号を入力する（あるいは自動的に反映される）と次の画面に進みます。

⑤ 日本の電話番号では登録不可

日本の携帯番号も入力できる仕様になっていたので、試しに日本にいる友人にやってみてもらいましたが、「サービス対象エリア外」ということでユーザー登録できませんでした。

日本のSIMが入ったスマホをインドネシアに持ってきて、ローミングした場合はユーザー登録できるのか未検証です。もし経験があるかたは、ぜひバリ俱楽部まで情報をお寄せください！

バリ倶楽部：ちょっと質問フォーム

⑥ What’s your name? ／名前を入力する画面

名前を入力しますが、本名ではなくニックネームでOK。のちのちドライバー側に、ここで入力した名前が表示されます。

今回は例えにバリ島の女の子の名前でもとてもポピュラーなAyu（アユ）にしてみました。

⑦ And, your email? ／メールアドレスを入力する画面

のちほど「Gojek Sign Up Confirmation」（ゴジェックのユーザー登録確認）というタイトルのメールが届き、本文に「Verify Email」（メールアドレスを認証）というボタンがあります。

認証しなくてもアプリは使えますが、メールアドレスを認証しておけば、今後もし電話番号が変わっても、メールアドレスでアカウントを引き継ぎ再ログインできる仕組みのようです。

以上でユーザー登録が完了です！

タクシーの呼び方

① アプリを起動

ホーム画面から【GoCar】をタップ。

② 行き先を入力する画面へ進む

Search for a destinationのウィンドウをタップ。

③ Where do you want to go? ／行き先の入力画面

Search for a destinationのウィンドウに行き先を直接入力するか、Select via mapで地図を開き、ポインターを動かすこともできます。入力後、【Next】をタップ。

※お迎え先は自動設定で「your current location」（あなたの現在地）となっていて、スマホの位置情報から自動検出された場所になっています。ひとまず、そのままでOK。

④ Double check suggested pickup point／お迎え先の再確認

「お迎え先はここでいいですか？」という再確認画面が表示されます。

ホテルの名前など、目印がはっきりしている場所になっていればそのままでOKですが、通りの名前だけだとドライバーが迷ってしまうので、【Edit】をタップして修正しましょう。その後【Next】をタップ。

⑤ 車種を選択する

配車が可能な車のタイプと料金がポップアップで表示されるので、希望のものを選択しましょう。

• GoCar（乗車人数４人まで）普通車
• GoCar Protect+（乗車人数４人まで）
  ※ワクチン接種済みのドライバー限定＆車内シールド搭載
• GoCar（L）（乗車人数６人まで）大きめの車
• GoRide（乗車１人まで）バイク
• GoBluebird（乗車人数６人まで）ブルーバード社のタクシー

⑥ 支払い方法を選択

【Pay with >】をタップすると支払い方法を選択する画面に進みます。

現金で支払う場合は【Cash】を選択し、【Order GoCar】をタップすると、アプリが配車を開始します。※gopayで支払う場合の課金方法は後述の支払い方法を参考に！

⑦ ドライバーが決定

車が配車されドライバーや車種の詳細が表示されます。

⑧ ドライバーからチャットメッセージ

ほとんどのドライバーは「今から向かいます。」など、チャットメッセージを送ってきます。返信にはQuick chat（定型文）が用意されているので、「Okay」などと返事をしておきましょう。

⑨ GPSで位置確認

ドライバーの現在地が確認できます。ドライバーがピックアップ場所に到着済みなのにお客さんに会えないときはチャットメッセージが入るか、電話がかかってくることもあります。

※以前はユーザーの電話番号がドライバーにそのまま伝わる仕組みになっていたため個人情報が心配でしたが、現在は電話番号がマスキングされ、お互いの電話番号が伝わらないようになっているようです。

⑩ 下車＆ドライバーを評価

目的地に到着したら、現金払いを選択した場合はドライバーに直接お支払いしましょう。

下車するとドライバーを評価する画面になります。任意なので、そのままアプリを終了しても構いませんが、ドライバーさんにとってはこの評価が重要！

今回のドライバーさんは、道をよく知っていて、近道をしてくれたので、私は星5つつけておきました。

バイクタクシーの呼び方

アプリのホーム画面から【GoRide】をタップ。それ以降は上記「タクシーの呼び方」の②～⑩を参照。

ヘルメットはドライバーが貸してくれますよ。

支払い方法

支払い方法は２つ！

• 下車の際にドライバーに現金で払う
• gopay

gopay（ゴーペイ）はGojekアプリが提供する決済（おサイフ）サービスです。あらかじめ課金しておくと、アプリ使用時に自動決済ができます。

課金方法はネットバンキングなどいろいろありますが、旅行者が簡単にできるのは２つ！

• Gojekのドライバーに頼んでチャージする
• コンビニのレジでチャージする

gopayのチャージができるコンビニはバリ島ではAlfamartかAlfamidi。

レジで「gopayのTop Up（トップアップ＝課金）をしたい」と伝えると、電話番号を聞かれます。

ユーザー登録をしたときの電話番号を伝え、課金したい金額（Rp.20,000、Rp.50,000、Rp.100,000、Rp.200,000、Rp.300,000、Rp.400,000、Rp.500,000より選択）を伝えます。※別途Rp.2,000の手数料が加算されます。

スマホにgopayに課金されたと通知が届きます。アプリを起動すると、【Protect your account with a PIN】（PINナンバーを設定してください）という画面が開くので、6桁の暗証番号を設定します。※タクシー、バイクタクシー使用時の自動決済にはPINナンバーはいりませんが、設定しないと次に進めないようになっています。

ちゃんと課金されたかは、アプリのホーム画面から【Tap for history】をタップ。

Gojekあるある＆トラブル

すぐに配車されない・つかまらないときがある

ドライバーがつかまりにくいケース

• 繁忙期（週末の夕方～夜、年末年始や祝祭日）
• 悪天候のとき
• 主要エリア外（田舎や遠方）

ドライバー検索中の画面からなかなか進まなかったり、一度配車されたと思って待っていたら、急にドライバー側キャンセルされてしまったりすることもあるので、時間には余裕をもってオーダーしましょう。

使えないエリアがある

バリ島では昔から各地でローカル組合によるトランスポートがあり、彼らの仕事を守るため、「Gojek禁止」の看板があるエリアがあります。そのような場合は基本的に送りはOKですが、迎えはNGです。

ただし、パンデミックで白タクの仕事がなくなっている間にオンラインタクシーが著しく成長し、今はかなり緩和されています。

Gojekは空港へのお迎えは不可です（送りはOK）。

日本語は通じない

なかには少し英語や日本語が話せるドライバーもいますが、基本的にインドネシア語しか通じません。

アプリのデザイン変更が頻繁

アプリの仕様が頻繁にアップデートされ、「あれ、なんかいつもと画面が違う！？」ということがよくあります。うっかり割引情報を見逃してしまうこともあるので、注意しながら画面を進めましょう。

運転が荒い人がいる

Gojekのドライバーはプロではない一般人なので、なかにはかなり運転が荒い人がいます。そもそもインドネシアは日本に比べて交通マナーが悪く、ヒヤッとすることがしばしば。特にバイクタクシーは慣れていないとちょっと怖いかもしれません。

トラブルを未然に防ぐ

「Gojekだから」ということではなく、海外旅行の心得ですが、例えば、夜に女性1人や人通りが少ない場所での利用は避けたほうが良いでしょう。ニュースを見ていると、利用客へのセクハラなど含めたトラブルは過去にあったようです。

もし万が一にもドライバーに連絡先などを聞かれたり、言われたりしても、連絡を取る必要はありません！

まとめ

今回、スミニャックのビンタンスーパーマーケットからクタのIKEAまで、バイクタクシーはRp.6,000（約55円）、GoCarならRp.12,000（約110円）でした。安いですね～！

バリ島では、このGojek（ゴジェック）と、もうひとつGrab（グラブ）という同様のタクシーアプリが人気なので、来月はGrabをご紹介します！