バリ島の原点、ジャワ島ラウン山( 3344m )に登ってきました【 後半 】
2018年5月18日
こんにちは、バリ倶楽部のさすけです。
前半の記事につづき、今回はラウン登山の後半です。
約3年まえから、休みを利用して寺院や自然の中に入り、お祈りすることを仲間とやってます。バリ倶楽部店長のキコからは【参拝倶楽部】と命名されました(笑)。
ラウン山登山も参拝倶楽部の仲間と行きました。最年長44歳、最年少38歳、おっさんとおばさんのあつまりで、気力だけをたよりにしています。
ラウン山の本格的な登山は4合目からスタートします。1合目から4合目はなだらかな山道に対し、4合目から先はずっとキツイのぼりざか。今回は2泊3日、スタンダードな日程ですのでキャンプは7合目でします。ラウン山の頂上アタックは最低7合目からがルールです。
4合目から7合目のみちのりが、ラウン山登山でいちばんキツかったです。とくに6合目から7合目は体力と気力の限界ぎりぎりです。10歩のぼって休む、また10歩のぼって休む。4合目から4時間けわしい山道をのぼり、やっとつきました!!今日の寝どころ。時刻は15時です。
7合目の標高は2900m。夜の気温は3℃までさがります。寒くなるまえにテントをはって、晩ごはんの準備。とはいってもインスタントラーメンにラウンの名産クレソンと卵。
ラウン登山は7合目からが勝負です。断崖前壁をゆっくりと進み、時には霧がこくてなにも見えないときもあるそうです(*_*;
高所恐怖症なので、明日のことを考えるとソワソワしちゃって眠れない。。。ということはなかったです。疲れたせいか19時にはぐっすり寝て、2時に目が覚めました!!
朝3時、いよいよ頂上アタックです。7合目から9合目はまだ石まじりの林。太陽がのぼるにつれ、まわりの景色がいろんな表情をする。残念ながら朝日は頂上のむこう側にかくれていて見れませんでしたが、それでもキレイで幻想的。
2時間のぼってやっと一番目のポイント(プンチャッ・ブンデラ)。インドネシアの国旗が目印です。
メンバーが全員そろうまで、しばし休憩。
ここからはハーネスをつけて、命綱をつけないと行けません。幸い天気はよかった。けど風がびゅんびゅん。飛ばされそうになったらしゃがんでというわれた(苦笑)
下をむいたらめまいがするほど、右も左も崖。足元をみると怖い、見ないとこけそうで怖い。怖いから早足になってこけそう(汗)恐怖のスパイラル!
ゆっくり進みながら、呼吸をととのえて、なんとか第一関門とっぱ!
でも次から次へと崖があらわれる。
膝がくがくしながらなんとか無事についた。2番目のポイント。プンチャッ・トゥスギギ(つまようじ)。麓から見ると巨大な石がつまようじのように尖ってみえることからこのネーミングの由来。
つまようじから登って10分程度。。。
ラウン山頂(3344m)!!
立派な火口湖
すばらしい雲海。。。
東ジャワの山々、バリ島のアグン山、ロンボク島のリンジャニ山も頂上からキレイにみえました。
2000年前にマルカンデヤ大師がバリ島を開墾するためにここで瞑想する理由がよくわかったきがします。アグン山だけではなく、バリ島のバトゥール山、アバン山、バトゥカル山までくっきりとみえます。イメージもしやすかったと思います。
すぐさまお供えものをおろして、お祈りする。
マルカンデヤ大師がここでバリ島を開拓することを悟らなかったら、今のバリ島はなかった。バリ島がいま、このような素晴らしい島にしてくださったこと。今後ともバリ島、インドネシアや自然全体と全ての人々がバランス良く暮らせますように。
日本の地がつねに安全で平和、ご先祖様が成仏できますように。
感謝しかないです。
お祈りを終えて、ガイドさんがじゃじゃ~ん!!
フルーツの盛り合わせを用意してくれました!
ガイドは爽やかに【頂上でたべるフルーツとイチゴミルク最高なんです!!食べてくださ~い!】
。。。全員あぜん。。。
スイカまるごと、メロンまるごと、梨3個、ドラゴンフルーツ2個、レモンなど。。。
あんな重いもの担いできたの~!!!とみんなにつっこまれてました。
今回はガイドさんにも恵まれて、快適に登山ができました。
いっきに下山は厳しいので、7合目でもう一泊しました。ガイドさんに料理作ってくれて、コーヒーもいれてくれて、最高です。
翌朝、テント片付けて、まわりを綺麗にして、いっきに下山。5時間半でまたベースキャンプにつきました。無事下山して、ベースキャンプの売店でコーラを買う。下山後のコーラほど最高な飲みものはないですねW
おしまい。
お客様からのメッセージ