【ウダヤナ大学留学日記】~Episode 0~
2018年2月22日
こんにちは!バリ倶楽部ゲストライターのしおり(@Shiori02052)です!
先日、といっても三週間前ですが、ウダヤナ大学での留学生活が始まりました!
今日は、留学生活初日のフレッシュな私の様子をお伝えいたします。
ウダヤナ大学とは
ウダヤナ大学とは、バリ島にある国立大学。
サスケさん曰く、「日本でいう東大みたいな大学」だそうです(恐れ多いですね)。
でも私が参加しているのは留学生向けのコースなので、東大レベルの頭がなくても大丈夫です。
日本人の他にも韓国人、ロシア人、中国人などなど国籍・年齢ともに様々な人たちが参加しています!
コースはレベル1~3まであり、私は堂々レベル1のクラス(つまり、一番下のクラス)!
ブログを書いている場合ではありません。
勉学に励まなくては。
こうして迷子になりました
今日からウダヤナ大学留学デビューだ!と意気込んだ私は、勢い余って集合時間の一時間半前に大学に到着。
さすがに早過ぎたから、大学の周りを散歩しようかなあ。
というわけで、バイクに乗ってデンパサールの街に繰り出しました。
が、しばらくすると迷子の予感。
あれ、ここどこだろう。
なんで行き止まりばっかりなんだろう。
三回目の行き止まりを前に私は、はたと気づきました。
「なんか、お腹が空いている気がする?!」
腹が減っては戦はできないので、通りがかったワルン(食堂)でナシチャンプルの朝ごはん。
ここのナシチャンプル、お米がとっても瑞々しい!日本のお米みたい!!
留学初日から日本が恋しい気持ちに飲まれかけていると・・・
先客のおばちゃんがなぜか「この子も私と同じのを食べるから」とトッピングを追加注文し、去り際に「あんたの分も払っといたよ」とウィンクして、陽気に帰っていきました。
迷子で弱っていた私のハートに刺さる優しさ。
日本への郷愁は、一瞬で姿を消しました。
心に余裕が生まれたのと雨が降り出したのを言い訳に、私は迷子であるという事実をどこかへほっぽり、ワルンの見学に励みます。
食材や調理器具が所狭しと並べられていて、興味深い・・・ふむふむ。
こうして空腹も好奇心も満たされた私はなんだか心穏やかになってしまい、大学への行き方を尋ねるのをすっかり忘れ、当てもなくワルンを出発。
まだまだ迷子は続きます
再びデンパサールの街をぐるぐる回り、気がついたら、もう九時半。
集合時間の十時まで残り三十分。
グーグルマップを使って辿り着いたウダヤナ大学であるべき場所は、まさかのまたまた行き止まり。
グーグル先生にも見捨てられる自分の無能さに、涙している時間もありません。
もうだめだ。機械音痴の私が、機械に頼っても意味がない!!
休憩中のバイクタクシーを見つけて走り寄り、つたないインドネシア語で事情を説明。
(注:写真はイメージです)
するとおじちゃんにも私の不安がそっくりそのまま移転し、私たちは無事に意気投合!
「十時までに大学に着く」、という一つの目標に向かって走り出しました!
「大丈夫。絶対に間に合うから、落ち着いて」
と英語とインドネシア語と日本語を、ごちゃ混ぜにしながら伝えてくれるおじちゃん。
私をバイクで誘導するおじちゃんの後ろ姿を見ながら、私も徐々に落ち着きを取り戻します。
そして・・・ウダヤナ大学が見えてきました!!
時間は九時五十分!
おじちゃんは「やれやれ」と額の汗を拭い、「まあ、落ち着いてグーグルマップを使えば、この距離なら一人で辿り着けたはずだよ」と至極最もなアドバイスをくれました。
そうですよねー。仰る通りでございます。
こんな私を助けてくれた人たちのためにも、インドネシア語の勉強を頑張ろうと、私は勝手に決意を新たにすることで、自分の過ちを無理矢理前向きに捉えました!
あとがき
ウダヤナ大学の話をしようと思ったのに、大学に行くまでの話で終わってしまった・・・。
大学ではプレイスメントテストと簡単な面接を受けて、学校の中をぐるっと案内してもらって・・・初日はそれくらいです。
特筆すべきことがあるとしたら、教室のホワイトボードがなぜか油性ペンでちょっぴり汚れていて、この上なく見づらいってことと、先生たちは英語が話せずインドネシア語オンリーの授業なので、私の脳内で小さな混乱が起きていますってことです。
あと、雨が降ると授業は三十分早く終わります。
「疲れた」、と誰かが言えば、そのときは十分早く終わります。
「Episode 1」では、ちゃんとウダヤナ大学に留学したくなるようなお話をお伝えするので、お楽しみに〜!