2015.10.28
バリ島のゴミ問題に朗報!ペットボトル自動回収機が設置
バリ島に住んでいる方はもちろん、
バリ島を訪れた方も気づいてらっしゃると思います。
バリ島のゴミ問題は深刻です。
観光業の発展と共にゴミの増加も避けられない現実。
人口も増え、ホテルやレストランも増え、ゴミが増えているけど
ゴミ処理の技術やシステムが追いついてないです。
ゴミの量そのものも増えてますが
僕が一番気になるのは
バリ島みならずインドネシア人全体のゴミに対する意識です。
僕の先生でマレーシア人のナチュラリストが素敵なお話をしてくれたことがあります。
「僕が小学校低学年のころ(彼は現在58歳です)
よく林の中に入り、僕の顔の2倍ある大きな葉っぱを何十枚も拾って
おばーちゃんに渡すとお小遣いをくれました。
市場でお肉を売っているおばーちゃんはお肉をその大きな葉っぱで
器用にお肉を包んでお客様に渡してました。
小さいながらも僕は少しやくに立てて嬉しかったです。
時が過ぎて、僕が小学校6年生の時、
プラスチック袋という物が僕の町にも入って来て、
僕のお小遣い稼ぎも廃業に追い込まれて終了してしまいました。
だから僕はプラスチックが嫌いです。」
バリ島も同じく昔はバナナの葉っぱが容器だったり包装でした。
終わったらそのままポイすてしても自然にかえるものなので
自然や人間にも害がないです。
ましてやご飯だったら、その残りが犬が食べたり、鳥が食べたりと
自然のサイクルができてました。
容器がほとんどプラスチックになった今も
ポイ捨てしてしまうのがバリ島の現状です。
マナーが悪い観光客は多少いますけど、
ほとんどはバリ島の人々のプラスチックや資源ごみの知識の乏しさと
意識の問題です。
ゴミに対しての意識や正しい知識を教えようと
最近は個人、NGOや自治体が色んな取り組みが行われています。
バリ島の農村部で子供たちにプラスチックは便利だけど
土や川に捨てるとどういった害をきたすのかとか、
ペットボトルの買い取りシステムなど行っています。
バリ倶楽部スタッフのギリと家族も「ゴミ銀行」を運営しています。
資源ごみと新聞や雑誌を対象にゴミをお金に換算し貯金して
半年に一回、引き下ろせるシステムを作りました。
それと同時に紙が原料の家具やその他の商品開発もしていて
現在いろんなところでセミナーも行っています。
そして今年の8月、
インドネシア初上陸の自動回収機をバリ島で初めて設置しました。
デンパサール各地で25個設置予定のこの機械は何と個人の寄付だそうです!
イタリア人らしいですが詳細は不明です。
この自動回収機は日本各地でもけっこう設置されており
TOMRAという会社の自動回収機。
つぶさないでペットボトルを入れたら機械が正しく判別してくれて
リサイクルポイントやクーポンなどが出てきます。
すごく分かりやすいですね~
その後機械はゴミを圧縮・粉砕します。
1/3~1/8まで減容できるのでかさばらない!
ノルウェーに本社があるこの会社は
トムラ・ジャパン(株)、日本にも支社があります。
日本に住んでいた時は自動回収機の存在に全く気付かなかったです!
近所のスーパーやデパートに置いてあるのに!
我々バリ倶楽部がいつもご案内するレンボンガン島に一台あったら
微々たるものですけど、レンボンガン島のゴミも減らせて
島民の意識も少しずつ変わると思います。
自然のバランスが崩れないように少しでも貢献できるのでは?
なんとかゲットしたいです!
なんとかゲットしたいです!
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