2016.04.02
スマトラ島のジャングルでオランウータンを探す旅。前篇
こんにちは、バリ倶楽部のさすけ(sasuke80)です。
先日3月21日から4日間、バリ島から北西へ約2200キロ、スマトラ島のブキッラワンに行ってきました。
今回の旅はオランウータンを含む8種類の霊長類探しの旅。初めての地スマトラ、初めてのオランウータンには凄く楽しみでわくわくです。
バリ島から飛行機で西スマトラ州のメダンは4時間のフライト。直行便がない為一旦ジャカルタでトランジットしてお客様と合流してメダンへ。
前日の夜まで登山していたので爆睡。目を覚ましたらもうメダンとあっという間でした。
メダンからレウセル国立公園の入り口、ブキッラワンまでが4時間の車移動。前日の夜まで登山していたので即寝(笑)。
途中でおきて周りを見渡すと。。。
アブラヤシ(palm oil)の農園。。。
1時間後また目を覚まして範囲を見渡すと。。。
アブラヤシ(palm oil)の農園。。。
4時間の道のり、アブラヤシばっかり!!
これが噂のアブラヤシかぁ~と思いました。
- アブラヤシとは
- パーム油(食用植物油)の原料で熱帯雨林地帯で広く栽培されており、インドネシアはパーム油の生産国No.1でそのシェアーはなんと51%!広大な森林を伐採しプランテーションをつくるため、像や虎、オランウータンの絶滅危惧種の貴重な生息地が消滅し、先住民族の生活場が破壊され、非人間的な労働環境が注目され社会問題、環境問題になっています。
現地ガイドの話によると、一本のアブラヤシの木は1日25リットルの水を吸う。熱帯林を伐採してアブラヤシの農園にすると二酸化炭素が増え地球温暖化が進む!土壌、水の問題にも発展。「だから農園の周辺はめちゃめちゃあついんだよ!」「F**king palm oil!」と現地ガイドが怒ってました。 ロマンあふれる旅のはずがいっきに複雑なインドネシアの現状に直面して考え深い車移動でした。
4時間の移動の末、ブキッラワンに等着!!やっと国立公園(ジャングル)の入り口!なんか思ったより田舎ではなく、小さなヴィラが丘から谷に沿ってたてられて雰囲気のいい場所でした。 ホテルも清潔で居心地がいい。
早めの夕飯を食べて、ビンタン呑んで、明日に備え爆睡。。。
旅2日目の朝はコイツに起こされました。
隣に泊まっているドイツから来たご家族が昨夜ベランダにお菓子を置きっぱなしにして、それを狙って10匹くらいの猿がベランダでワッキャワッキャやってました。
洋服など干されてはいたけど食べ物以外には興味がない様子。
あっ、そういえば1種類目の霊長類ですね。カニクイザル(Long Tailed Macaque)でした。
ジャングルの中で一泊する準備して朝食たべてたら、コーヒーのうまさにびっくり!バリコーヒーもめっちゃ美味しいけど、このコーヒーは感動です!そういえばスマトラ・コーヒー、マンデリン・コーヒーは有名ですよね。コーヒー好きの人にはスマトラ島おすすめです。旅中どこ行ってもコーヒーがめちゃめちゃ美味しいかったです。香り高く、芳ばしい、コーヒーのコクが香りで伝わる深みのある味。
コーヒーに感動してたら一人で3杯くらい飲んでしまった~
はい!しゅっぱーーーつ。
ジャングル・トレッキング出発して一発目の難関。高所恐怖症の僕にとっては今回の旅で一番ビビった、吊り橋!!
歩道橋がダメな僕にはハードルが高すぎる。でもビビってるの隠し、涼しい顔をして渡り切りました!
山とか崖は平気なんですけど歩道橋、吊り橋、観覧車は苦手です。
吊り橋を渡って森を歩くこと30分。森の奥でごそごそ。。。ごそごそ。。。
絶滅危惧種のシロテテナガラザル。一部の中国、ミャンマーとマレー半島、北西スマトラにしかいない。
手が長くて、尻尾がない。赤ちゃんは2年間も授乳するらしい。。。
ゆっくりとジャングルの奥に入りながら、ターザンごっこで遊んだり
ウィルソン先輩(43歳)も。。。笑
自由の女神。。。
部族の村長。。。
今回の旅の仲間。。。
1時間ほど森を歩き、オランウータンと出会えずお腹もすき始めたのでフルーツパーティー。スマトラ島のフルーツはめっちゃ美味しい!
ゆっくり休んでいたら周辺を探索していた一人のガイドさんが小声で「オランウータン!」といい、シ――――っ!!と静かにしてジェスチャーをしながらついてこいと。。。
ついていった先には
親子のオランウータン!!
こんなにも至近距離でオランウータンをみれると思わなかったのでびっくりです!
彼女は半野生のオランウータンだそうです。半野生とは以前あったリハビリ・センター生まれや育ちで野生に戻したオランウータンのことです。わりと人間を怖がらず、近寄りやすいそうです。なかには凶暴な性格の半野生もいるそうです。
われわれ人間と97%のDNAを共有しているオランウータンがこんなにも違う、でも顔が人間ぽくて赤ちゃんはおっさん顔ですけど可愛くて本当に遠い遠い親戚のような感じがして不思議です。
ここからは連続でラッキーな出会い。
凶暴のオランウ―タン!現地ガイドも焦るくらい、のしのしと近寄ってきたので「そのまま歩け!」を3連発したので本当にヤバいヤツなんだなと思って逃げました。
その後は現地ガイドより先にウィルソン先輩が見かけた、高い高い大きな木のてっぺんにいた野生のオランウータン(オス)。見ての通り目つきが全然違う、オーラも違ってちょっと怖かったです。
うちらがバナナや他のフルーツを持っていると嗅いだのか、上から思ったより早いスピードでおりてきたので、再び逃亡~。
後篇へ続く。。。
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