2018.03.27
【バリライフ】はじめてのオゴオゴ&ニュピ
皆さんこんにちは!バリ倶楽部のヒデ(@hide_bali)です。
気が付けば、三月も終わろうとしています。もうすぐ、四月。僕もバリに来て1年が経とうとしています。本当にこの一年は勉強になることばかりでした。
そんな話はさておき、バリにとって大切な日「Nyepi」が3月17日にありました。空港までもがクローズする一大行事です。初めてのニュピを体験して、感じたことや前日に賑わう「Ogoh Ogoh」についても見ていきたいと思います。
オゴオゴとニュピとは何か
オゴオゴ
悪霊ブト・カロを追い祓う日。午前中には、町の至る所で、悪魔祓いの儀式(ムチャル)が行われます。夕方になると各家庭で松明を手に、鍋底などをガンガン打ち鳴らしながら敷地内の悪霊を追い出します。 夜には、追い出された悪霊が憑依した巨大なハリボテ神輿のオゴオゴを男性陣が担いで伝統楽器ガムランとともに練り歩きます。悪霊は、騒音が苦手なので人間は可能な限りけたたましい音を出します。ニュピ
バリ島の人々は、多くがバリヒンドゥー教です。そして、「ウク暦」と「サカ暦」の二つの暦に従って生活をしています。ニュピは「サカ暦」の新年にあたり、バリヒンドゥー教徒にとって「精神修養」に専念する最も重要な日で、インドネシアの国の祝日でもあります。 ニュピは、派手なお祭りとは違い、「静寂の日」とも言われています。ニュピのいわれ
サカ暦の第10の月(サシー・カダソー)の1日目がニュピです。前日は月が隠れる暗月(ティルム)で、冥界の神「マヤ」が大掃除を行うため悪霊ブト・カロが地上に這い出て来ると言われています。 彼らが悪さをしないよう、各地で悪霊祓いの儀式(オゴオゴ)を盛大に行います。ニュピ当日は、追い祓った悪霊たちが完全に去るのを静かに待ち、労働・外出・火(灯り)の使用・殺生なども禁じられます。 ※サカ暦とは バリ島にジャワ・ヒンズー文化が広まる16世紀以前から使われてきた太陰暦と太陽暦を組み合わせた暦です。時間
ニュピ当日の夜明け(実際は午前5時頃)から、翌日の夜明け(午前6時)体験から感じたこと
この二日間は在住者でも、ホテルやヴィラでゆっくり過ごすそうです。が…、僕はコス(アパート)で過ごしてみることにしました。では日付を追って振り返ります。3月16日 オゴオゴ
PM15:00
17日は家から出ることができないので、食料を調達に。もちろんお酒も忘れずに!家には、キッチンスペースはあるものの、ガスなど設置していないので料理はできない…。 ってことで、サラダ、チーズ、パン数種類、ワイン1本、ビール数本で乗り切ることに決めました。 一旦、買い物を済ませ、家に。なんか、前日の疲れ(久しぶりのスカイガーデンではしゃぎました)が出てお昼寝。(笑)PM18:30
スッキリして起きると、辺りは夕暮れ。家からの空はとても綺麗でした。 今回は、家から近いスミニャックへ見に行きました! バイクを走らせている途中に見える光景は、オゴオゴに向けて町中は、沸き立ち、各悪霊に見立てた神輿に竹を組んだりしていました。子供や大人が集まり、日本のお祭りが始まる前の独特の空気が流れ、向かう途中にワクワク、ドキドキしていました。また、夕暮れの田んぼも綺麗でした。PM18:50
スミニャック到着。 道は、封鎖され歩行者天国になっていました。そして、オゴオゴがスタートを待って、展示されている神輿の迫力がすごい。三体それぞれがとてもリアル小さいが細かい作り個人的にはこれが好きです今にも動き出しそう歩道にひっそりとあったオゴオゴが雰囲気が良かった どれも、リアルで見入るってしまうほど。作る工程が気になります! ビンタンスーパーまで歩くと、とても静かで、いつもとは感じが違いました。PM19:30
いよいよスタート。開始のあいさつがあり、一気に熱気に包まれます。 ガムランの音、人の声、空気感がとても、印象的でした。角を曲がるときには、大きく動かし躍動感があります!賑やかに行列ができていました民族衣装を纏う子たちも多くいました松明を持ち、移動する姿は迫力があります角を曲がるときに各パフォーマンスも面白いPM20:40
熱気を帯びながら、帰宅。道路の両脇には、松明が灯り、いつもと雰囲気が違いました 帰宅途中も、地域ごとのオゴオゴがあり、渋滞。いつもは嫌な渋滞もこの日ばかりは、いろいろな神輿が見れました。全然進まないので、写真も撮れます(笑) そして、家でゆっくりお酒を飲みました。3月17日 ニュピ
はじまりは
朝というか日ごろの疲れが出たのか午後まで寝てしまいました。(笑) 一番に思ったこと。起きると、バイクの音は聞こえず、とても静かでした。 鳥、風などいつもより濃く、自然の音が広がります。いつもは、音楽を聴いていますが、今日は自粛。こんなにものどかに一瞬でなるのか驚きを噛みしめつつ、絵を書いたり、本を読んだりと時間がゆっくりゆっくりと流れました。 夕方、夕焼けが見えるいつも場所へ。つい見ちゃう景色オレンジと青のコントラストが綺麗だったなー。 そして、家にあるワルンの人達と少し話をして夜へ…皆いい笑顔何気ない日常風景がいつもと違って見えました夜
部屋の中は、暗い。暗い ご飯を食べるのに、見えない。お酒を飲んでもコップが見えない。(笑)いつもより、味覚が研ぎ澄まされました!早々に、食事を済ませます。 そして、空が気になり屋上へ贈り物
そこに広がる景色に、「はぁー」思わずでた言葉。 地元でも見ていた星空。日本のが、綺麗だと思っていた「いままで」が、一気に変わった瞬間でした。細かな星も見え、目の前に広がる景色に息を飲みました。 ふと、カメラに収めたい!って思い立ったはいいが、星を撮れるカメラはない。しっかり、目に焼き付けました!この綺麗さは、経験した人にしかわからない良さがありました。 一眼レフほしい…初体験
部屋に戻ったほうが暗い。何も見えませんが、部屋の中です(笑) 音がない。とても、新鮮で貴重な経験でした。そして、暗がりで飲みながら夜は更けていきました。最後に
答え
今回は、バリの最も大きな文化に触れました!今までも、自然・食・お祈り・考え方などバリの人達の持つ考え方に、共感する部分や新しい発見がありました。今回の経験から、様々な行事の中で、根底にあるものが「オゴオゴ」であり、「ニュピ」だと僕は思いました。 「静寂の日」と簡単に言うけど、発展していけばしていくほど難しいはず。しかし、それが実行できていて、1日でもみんなが同じ気持ちになるこの日は、素敵でした。人そして、自然との付き合い方を見れ、体験し、改めて「バリ島」って魅力的だなと感じました。これからも
こんな魅力あふれる島をフィールドに、本物のバリの色を伝えるのが【バリ倶楽部】です。 知ることの楽しさ、発見を僕たちに任せてみませんか?気になるツアーはこちら▽画像をクリック 長くなりましたが、見ていただいてありがとうございます!バリ島っていいところだなー。では~カテゴリ
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