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2024.11.30

インドネシアの通貨(ルピア)と支払い時の注意点【初バリさんのバリ島ガイド】

バリ島からこんにちは!晴天&湿度で灼熱の毎日をビール片手にサバイバル中、ゲストライターこなつ(@origami_batik_bali)です。

今回のブログはバリ島旅行の基本情報『インドネシアの通貨と支払いについて』です。初めてインドネシアの紙幣を見た時の印象、“ゼロが多くない?桁数、半端なくない?”ですね~(笑)

そんなインドネシアのお金・ルピア(Rupiah)について、ちょっと笑ってしまう小話も混えて、今回のブログではわかりやすく解説していきたいと思います!

紙幣と硬貨、インドネシア・ルピアの種類

まず、通貨の呼び名はインドネシア・ルピア(Indonesia Rupiah)。表記の仕方は「IDR⚪︎⚪︎」や「Rp.⚪︎⚪︎」です。

お札の種類は7種類。

1000ルピア(黄色)、2000ルピア(青)、5000ルピア(オレンジ)、1万ルピア(紫)、2万ルピア(緑)、5万ルピア(水色)、10万ルピア(ピンク)です。

インドネシア・ルピア紙幣の表と裏

実は一昨年にデザインが変わりました。サイズもちょっと変わって四方が小さくなったんですよね…色も可愛いのでおもちゃのお金みたい!

インドネシアでは、日本と違って5年に1回くらい新しい紙幣になります。デザイン変更頻度が高いのは、偽札の増刷を少しでも阻止するためなんだとか…そして、すぐにボロボロになります(汗)その理由はブログを読み進めてもらえればわかりますよ。

硬貨はアルミニウム製。(1,000ルピアだけはニッケル)こちらのデザインはそんなに頻繁には変わらないです。

コインの種類は4種類。100ルピア、200ルピア、500ルピア、1,000ルピア。

インドネシア・ルピア硬貨

日本のお札と比べてみると、ルピア紙幣はかなり小さいサイズ。ちなみに千円札の下にある5万ルピアは「旧デザイン」です。新札が出ても旧札の回収がそんなに早く進むわけではなく、普段使うお金のまだ70%くらいは旧札紙幣。色が2000ルピア札とかなり似ているため、要注意!

円とルピア比較

ルピアの数え方のコツ

ルピア紙幣の札束

もちろんその時のレートに左右されますが、円とルピアの簡単な換算の仕方は、ルピアの桁の中から2つゼロを取ったら、だいたい円と同じです。例えば一番大きい10万ルピアなら、円に直せば大体1,000円。

単純に考えて、1万円を両替したら、ピンクのお札10枚くらい返ってくるってことです。そりゃお財布がかさ張るわけだ…両替したらあっと言う間にミリオネアです(笑)

ということなので、旅行中に5万円くらい使うかな?と思っても全額を一気に両替すると、ものすごい札束を渡される羽目になるかもしれません(笑)10万ルピア札だったらいいですが、全部を5万ルピア札で渡された日には…

何度も両替所に行くのは面倒かもしれませんが、例えば2万円をまず替える、足りなくなったら必要分を替えるというのがオススメではあります。街歩きでたくさんの現金を持ちながら移動するのは安全とは言えないですし、とにかく何より、かさ張るんです…

かさ張るお金を安全に持つためには…

細かい金額のお札の種類がたくさんある、ルピア。両替後、お買い物をしてさらに紙幣が増えていく…というのもあるあるです。コンパクトなお財布だとあんまりお札が入らないので、大きめのお財布にしたり、長財布を使うのも良いかも。

仕切りがたくさんあるポーチの中身

私は旅行用として、仕切りがほぼお財布タイプの薄型ポーチを持っています。ちょっと写真では見えにくいですが、クレジットカードなどもそのまま差し込むことができるカードポケットがたくさん付いていて、真ん中のファスナー付きのところには小銭も入るので、バラバラにならないです。スマホやマスク、ウェットティッシュも入れてます。

肩掛けポーチとエコバッグ

余談ですが、バリ島ではレジ袋は廃止になり、ビニール袋の販売もありません。(不織布のエコバックを売っているところはあります。)コンビニやスーパーなどで買い物をした時にはエコバッグを持っていると便利。大きさは持ち物の量によって選べばいいと思いますが、しっかり身につけて持つことができる肩掛けポーチは旅行中の貴重品管理に活躍するので、オススメです!

支払いをする時の注意

ゼロの数が多い故ですが、お買い物やレストランでの支払いで請求書伝票が出る場合は、しっかりチェックしましょう。クレジットカードで精算する場合も、金額の入力ミスがないかどうか、店員さんにしっかり確認!

そして英語が通じる場所でも、インドネシア人は千の単位を省略して言う癖があります。例えば合計金額が350,000ルピアだった時、“350(three hundred fifty)”とだけ言い、thousand rupiah を付けないのです。(インドネシア語で金額の話をする時にも言いません。)

素直に英語を理解すると、350ルピアなの?!安すぎない?と一瞬思ってしまいますが、その下のゼロ3つが省略されていますので、“インドネシアあるある知識”として知っておくと良いでしょう。

そして未だに私の中では謎なのですが、世界の数字に共通だと思っていた小数点のピリオド『 . 』と、桁の区切りとして付けるコンマ『 , 』を逆の表記で使うんです。例えば1,234.56は1.234,56というふうに書きます。面白い…と同時に混乱しますね。

1,000ルピア以下の扱いはアバウト

ルピアは桁数が多いことは分かったと思いますが、お買い物や食事の合計料金は必ずしもピッタリきれいな数字になるというわけではありません。例えば合計が14,730ルピアになることもあります。そして2万ルピアを渡した時、お釣りは5,270ルピア…のはずですが、先述した通り一番小さい硬貨は100ルピアでしたよね。

この場合、いくつかお釣りのパターンがあります。

  • 5,300または5,200ルピアのお釣り >> 一番近い数
  • 5,000ルピアのお釣り >> 硬貨の分は切り捨てられる
  • 5,500ルピアのお釣り >> ちょっとだけ切り上げられる

200~1000ルピアの扱いはこのようにアバウトです。細かいお釣りがない、硬貨がない、少額のお札がない…など、これはバリ島あるあるです。コンビニや小さい商店、ワルンなどではよくあることなので、ピッタリのお釣りが来ないパターンもあるということは覚えておきましょう。(計算間違えしている場合もあるので、そこは要注意。)

ローカル・スーパーのレジ

数年前にインドネシアの国の方針としては廃止になったのですが、100ルピア程度のお釣りがない時、代わりにキャンディーを渡す…というローカル・ルールがありました。バリ島に住み始めた当初、何も知らなかった私は「え!スーパーの会計をしておまけでキャンディーくれるなんて、日本の田舎の商店街みたいじゃん!」とテンション上がって喜んでいたのですが、そうではありませんでした…(笑)

正式にはダメなのですが、ワルンやローカルのスーパーマーケットなどでは、まだこの“キャンディーのお釣り”が健在のところもあり、このようにレジのお札の横にはキャンデーがストックされていたりします。

タクシーでの支払い、レストランでの支払いに関しては、多少上乗せして払う(感謝の気持ちで渡すサービス料)というのも一般的ではあります。詳しくはこちらのブログを参考に…

使いやすいルピアの種類は?

細かいルピア札が使いやすい

両替後は10万ルピアや5万ルピア札が手元に多くありますが、理想としてはなるべく5万ルピアよりも小額のルピア札に替えておくのがオススメです。もし両替所で10万ルピアを1万ルピアや5千ルピアに崩してくれるなら、20万ルピア程度は崩しておくと後々便利です。

というのも、やっぱりバリ島のお買い物は安い…ジュースやミネラルウォーター1本なら1万ルピア前後です。その金額の支払いに10万ルピア札を出したりすると、小さい商店やコンビニではかなり嫌がられます。お釣りがない時も多々あります。「小さいお金持ってないの?」と聞かれて「ない」と言うと店の奥をガサゴソし始め…お釣りを探すためにめちゃくちゃ時間がかかる展開に。

大きな額の紙幣で払った場合、お釣り間違えの可能性が高くなるというリスクもあります。個人的な見解ですが、インドネシア人は計算が苦手です。パッと暗算ができない人が圧倒的に多いです。逆に私たちもいつもは暗算で正しく計算できても、旅行中はルピアのゼロの数にまどわされて、渡されたお釣りが正しいのかどうかの判断ができないことだってあると思います。

そういうことをふまえた結果、少額の買い物をした時にはなるべく合計金額に近い、細かい金額のルピアで払うのがいいですね。1万、5千、2千ルピア札が使いやすいです。

バリ島の電子マネー事情

日本でも最近は現金を持ち歩かなくなってきたように、バリ島でも電子マネーはかなり普及しています。大きなショッピングモールやレストラン、ホテルであれば、クレジットカードを持っていれば支払いに困ることはありません。

インドネシア国内での電子マネーのシステムとして一般的なのは、QRisという支払い時に提示されるQRコードを読み取って、オンライン・バンクと繋げて銀行引き落としというものです。しかし、インドネシアの銀行口座を持っていなければ利用できないので、今のところ旅行者はほぼ使えません。

バリ島旅行ではルピア現金は準備すべし

「盗難防止のためにもお財布やお金は持ち歩きたくないし、現金なくてもなんとかなるかな…」そんなふうに考えるかもしれませんが、現状、旅行中に現金の準備は必要です。全く現金を持っていなかった場合、困る場面が出てくる可能性が高いからです。

例えば、ローカルのお店では現金しか受け取ってくれないところも多いです。いつもはカードが使えるお店でも、電波障害や機械の故障で現金しか使えない場合もけっこうな頻度であります。タクシーでもクレジットカード払いができる会社は限られています。

旅行中、どこでどんな過ごし方や遊び方をするか…ということにもよりますが、最低でも2万円の日本円現金は持ってきましょう。クレジットカードのデビット機能でATMから外貨を引き出すという方法も100%安全とは言えません。海外旅行なのでカードが突然使えなくなる、ということも想定して…いざという時の最低限の現金は準備しておくことを絶対オススメします!

旅行前のお金の知識まとめ

ローカル市場で買い物

これでインドネシア・ルピアについての知識、支払いの注意点はバッチリですね。

もうひとつ、おまけで紹介しておきたいのが、ローカル市場で買い物した時のお釣りの渡し方…なぜか、ギュッとお札を握り潰してお釣りを渡されることが多いです。そして受け取った側の人もそのままギュッとしてポケットへ。ボロボロになる理由はこれです。“あ~、扱い雑っ”と心の中で爆笑しますが、これも異文化。ぜひ体験してみてください!

その他にもバリ島旅行前に知っておくと役立つ、便利な情報をバリ倶楽部では発信中!30秒でサクッとお役立ち情報紹介のYouTubeショートも楽しいですよ。

ちょこっと質問フォームでも旅行相談OK!お気軽にお問い合わせくださいね。

※内容は2024年11月の情報に基づきます。

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