【バリ島情報】幻の遊園地『Odong-Odong』で夢を見た
2018年4月5日
こんにちは、現地ツアー会社バリ倶楽部の喜古です。
この記事を書こう書こうと思いつつ3ヶ月も経っちゃいました。幻の遊園地『Odong-Odong』に行ったのは去年のクリスマスの話し、確か3日間連続で行きました。
『Odong-Odong』簡単にいうと移動遊園地。バリ島のそこかしこにある空き地がいつの間にか遊園地になり、夕暮れ時から数時間だけ開園されます。
目印になるのは、雑な感じの観覧車。
「あれ?あそこ空き地だったのになぁ」って場所に観覧車ができたら、幻の遊園地が出現中です。
園内ではドラゴンが放し飼いになってたり
ど真ん中に下着屋さんがあったりして、なかなかのカオス。
更なる混沌はこちらのキッズスペース
夜だというのに大変な騒ぎになってます。
フランクフルト屋さん、金魚屋さん、服屋さんに靴屋さん、ラーメン屋さんもありますが、
全部紹介してたらキリが無いので、今回は幻の遊園地『Odong-Odong』で見られる3つの職人技についてご紹介いたします!!
僕らが行った『Odong-Odong』
幻なんでね。今はどこにいるか分かりませんよ・・・幻なんで。
ただ、僕が行ったクリスマスの時は空港から近いトゥバンを会場にしてました。的屋さんの話しでは「20日から来月の7日まで、年越しがここ。来月の半ばからはクロボカンだな」でした。
確かに1月中旬からはサンセットロード沿いに安っぽい観覧車が登場・・・でしたが、その後の足取りは不明のまま、開園の情報は掴めていません。
遊びいろいろ
みんな1回Rp 5,000 ~ Rp 10,000くらいで遊べます。
コツとか無いヤツ
スーパーボールを転がすパチンコみたいなヤツ
スーパーボール
5個 = Rp 5,000 / 12個 = Rp 10,000
この釘の間をボールがコロコロ下って行って・・・
この白い画びょうの所にスッポリ収まったら大当たり
ハッキリ言って難易度MAXですが人気があります。
ハズレにお菓子が貰えるようになっているので、ちびっ子リピーター続出。
こちらは定番中の定番、輪投げです。
輪っか
10個 = Rp 5,000(だったと思う)
賞品は時計とかビールとか大人好み
「10回投げれば1回くらい」と思って白熱しますが・・・
台座になってる石鹸とかタバコの箱まで通して、やっと賞品が貰えます。
はい!!こちらも難易度MAX。
バリ島(インドネシア)の的屋さん・・・なかなかやるなぁ。ちょっとやそっとじゃ賞品をくれないスタイル。ここからは更に的屋さんの技が光りますよ。
客寄せ口上の技
カメラを向けたら即答のポージング。このおじさんの客寄せ口上が職人技。
これはルーレットって言ったら分かりやすいんだろうか?
数字が書いてある台に札を張って・・・早い話しがギャンブル性が高い大人の遊び。
ボーリングって書いてありますね。
札は↑↑料金表のままです。
5枚 = Rp 5,000
11枚 = Rp 10,000
22枚 = Rp 20,000
Rp 10,000買っても、Rp 20,000買ってもお得感は変わらないのがポイント。
この手前のヘルメットおじさん。
2個所賭けしてますが、その張り方が1個所に10枚以上の勝負師であります。
もっと言ったら、勝ってガッツリ持ってく玄人でもあります。
となりに似たようなお店が出てたけどこちらは閑古鳥。
いかにお客さんを煽って多く張らせるか?また、その盛上りで見物客の足を止めるか?これが客寄せ口上の技。
問答無用の力技
これは本当に問答無用の力業「人力メリーゴーランド」
回すのも止めるのも人力・・・
これ以上の説明は不要ですね。
そんで↓↓コレ
回転ブランコっていうのかなぁ・・・
お兄さんたちが代わる代わるぶら下がって、こいでいきます。
お客さんよりも、ぶら下がってる本人が一番楽しいヤツ。
危険度MAX。幻の遊園地で唯一の絶叫系。
日本では絶滅してしまった
(安全面に不安を感じる)スリルが味わえます。
種も仕掛けもない職人技
↑↑コレ。意味わかんないですよね?
台に書いてある赤丸と同じ大きさの丸い鉄板3枚で、完全に赤丸を見えなくしたら勝ち。
鉄板3枚
2回 = Rp 5,000
こんな感じで赤丸を見えなくしていきます。
ちょっとでも赤が見えたら負け。
なんか簡単そうに思えるんですよね。的屋のおじさんがやると百発百中だから・・・
こちらはおじさんが見せる神業。
きれいさっぱり赤丸が隠れています。
本当に百発百中。「もう1回お手本を見せて」っていうと何回でもやってくれます。絶対にしくじることはありません。「こんなの簡単だよ。よく見てな」ってなもんです。
こういうのに限って賞品が大きい。ごっついスピーカーとか、携帯電話とか、なんかそんなの。
散々お手本を見た上で2回Rp 5,000だったら挑戦してみようかなって話しですが、素人がやっても上手くいかない。僕の目の前でハマりにハマって10回以上挑戦している人がいました。
同じような職人技が↓↓こちら
やっぱり意味わかんないですよね?(↑↑この人が下手なおじさん)
釣り竿の先についた輪っかを瓶にかけて起こせたら勝ち。
チャンス
2回 = Rp 5,000
こっちも賞品が立派です。
おじさんがやると百発百中。
さっきの赤丸消しと一緒で何回でもお手本を見せてくれます・・・が、もう一人いるアシスタントみたいなおじさんは5回に1回しか成功しません。
2割しか成功しないならやらない方が・・・と思うんですが、これも良くできていて、みんなの前で上手いおじさんが下手なおじさんにコツを教えるんです。
「いいか、最初は奥にやってそのまま上にこうやって、最後は優しく離すんだ」とか、その結果下手だったおじさんが成功する。まぁサクラといえばサクラなんですが、大っぴらなのが良い感じ。
もちろん、お客さん相手にもしっかりコツをレクチャーしてくれます。でも誰一人として成功する人はいません・・・ねぇ、おじさんコレって成功する人いるの?
「まぁ多くて一晩に2人。少なきゃ1人もいない」そうです。
「なぁ、この商売を日本でやったら儲かると思うか?お兄ちゃん日本人だろ?」
うん。儲かると思う。面白いし・・・賞品だって一晩で1個か2個しか出ないんでしょ?おじさんボロ儲けだね。
「そりゃ商売だからな、きっちり儲けるよ。そうか日本でも儲かるのかぁ・・・行ってみてぇなぁ」
・・・お客さんだけじゃなくて、的屋のおじさんまで夢見る幻の遊園地。
まとめ
1回いくらとか書いてきましたが、幻の遊園地『Odong-Odong』は夢見る空間です。
小遣いを握りしめた子供たち、甘酸っぱさ全開の中学生のカップル、熱くなり過ぎてカモネギになったお父さん、大当りして山盛りの石鹸を持って帰るお母さん。近所の人で賑わう幻の遊園地。
・・・バリ島の各旅行会社の皆々様。2018年夏休みの目玉は全社協賛で幻の遊園地『Odong-Odong』にしませんか?
トイレとロッカーだけちゃんとしたの作って後はローカルプライス。地元の人たちが集まる空間に旅行者が入って行くような、そんなイベントやったら面白いと思います。
夢のような話しだな。
はい。本日も長くなりました。今日はここまでにしときます。ツアーは『バリ倶楽部』。ブログは『バリ島ビンタン中毒』です。はい。
では、またー