
こんにちは、バリ倶楽部のさすけです。
僕は5歳の時に日本からバリ島に移住しました
5歳なので「連れてこられた感」が半端じゃないですね(笑)
結局大学までバリ島に住み、卒業後は日本で10年間働きました。
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干潮時の地元クタビーチ |
バリ島に戻ってきて1年半、色んな人と出逢っていろんな方を案内する度に
新たなバリ島の魅力やバリ島の本質を理解できて充実した毎日です。
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ゴア・ラジャ寺院(ブサキ) |
バリ島はヒンドゥー教が入る前までは、昔の日本と同じく
全ての物質(生物や無機物)には魂が宿っているアニミズムを信仰していました。
そのアニミズムが強く根付いている古代バリ島にヒンドゥー教が8世紀に入り
1000年前から現在のバリヒンドゥーの形になりました。
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ブサキ寺院 |
バリヒンドゥーの教えや精神がバリ島の人々の基本となり
自然や文化、伝統や雰囲気に出ていて
バリ島という小さい島でありながら大きな光を照らしていると思います。
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ブドゥグル植物園のガジュマル |
バリヒンドゥーは人間と自然と神様の本質は一つであり、
その三つの調和が平和や幸せのカギであると信じています。
バリヒンドゥーだけではなく、
イスラム教の聖書にも「神様へのヒントは自然にあり」と書かれているそうです。
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ウルワトゥからインド洋の眺め |
バリ島やヒンドゥー教に強く関係しているヨガや瞑想も
呼吸を整えリラックスした状態で
自然のエネルギーとリンクして調和や平和を目的としています。
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ランプヤン寺院 |
バリ島の全ての寺院も人間と自然の調和したエネルギーで
長い年月かけて築き上げたものです。
調和したエネルギーはいい雰囲気と空気感を生み
参拝者には人生のヒントになるものが発見でき、これから先より充実した人生を
歩めるようにという目的で建てられているのです。
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ランプヤン寺院本堂 |
「人間と自然の調和」という言葉がとても難しそうに聞こえますが
自然を愛することだそうです。
ゴミ拾いや植樹、感謝する気持ちだけでもその一つです。
ペットを可愛がる人は他人のペットにもそのエネルギーは伝わります。
それと同じことだそうです。
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ランプヤン寺院 |
ランプヤンはサンスクリット語で「神様のお光」という意味の寺院です。
古くから暗い気持ちになったり不幸があった時に
参拝すると明るい気持ちになれると信じられています。
バリ島の東の方角を守っている寺院と言われ、
イスワラ神という神様が祭られています。
イスワラ神は声や音の神様です。
「暗い気持ちになった時は自分の心の声を聞きなさい、答えはそこにある」
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朝日 |
我々日本人には春夏秋冬があり、
それぞれの季節を粋な楽しみ方をする自然をこよなく愛していると思います。
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ガジュマルの根 |
壮大な自然の中にいるときに圧倒されて人間はちっぽけだな
と思ったことありませんか?
そういったときに自分は小さくて無力、自分のエゴなんて尚更。
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家で咲いている蓮 |
バリヒンドゥーはカルマを信じています。
偶然な出来事はなくて、全ての出来事は前世や現世の行いとリンクしていて、
単純に言えば良いことしたら良いことが帰ってくる。
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サンセット、ペニダ島 |
いいことした!と思って、実は前世での借りを今返しただけかも知んないです。
「やってあげた」とか「やってくれた」概念は
バリ島の人たちは
「借金を返した」や「借金を返してくれた」です。
両方に安堵感と感謝の気持ちがあります。
だからこそバリ島の人たちはさりげなく優しいのかもしんないですね。
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バリ倶楽部ガイドのマデ |
奥が深いバリ島
色んな旅行の仕方はありますが、この場所にいるだけでも
何か特別なものを感じたり、何か分からないけどまた戻ってきたくなったり
人間と自然の調和がもたらした
癒しや実家に帰ってきたのような感覚。
人はやっぱり自然の中、自然と共に生きていくのが自然ですね。
バリ島の自然や文化の魅力を色んな角度からご案内する、バリ倶楽部のホームページへ
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