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バリ島の都市伝説~森へと消えていく人々~

2017年7月23日


こんにちは、バリ倶楽部のさすけ(@sasuke80)です。
日本には「 口裂け女 」や「 メリーさんの電話 」といった怖い都市伝説があるようにバリ島にも怖い都市伝説があります。

今回はバリ島の新聞に記載されていた実際にあったお話をお伝えします。今からお伝えする内容はバリ島では珍しくないお話です。

それでは、お話の始まり……始まり……

ストーリー


A君は小学3年生です。活発でよく近所の田んぼや川で遊ぶような子です。日曜日ということもあってA君は朝から川で遊ぶと言って家を飛び出した。

夕方になり夕食の時間になってもA君は戻ってこない。昼になっても戻ってこないということは多々あっても、夕暮れまで遊ぶことは今までなかった。大体お腹を空かせて、暗くなる前に帰ってくる。

A君のお母さんは心配になり、いつも遊んでる川に行って探しに行きました。その川にはA君の姿は無く、さらに心配になって、A君がいつも遊んでる場所をいっこいっこ回って探しました。

それでもA君の姿はどこにもおらず、親戚や近所の人にも連絡しました。その日の一日はだれもA君の姿を見かけませんでした。いよいよお母さんの焦りもピーク。

村長や警察に連絡して、村人の協力のもとで捜索が始まりました。バリ島伝統の占い師、白魔術師( バリアン )にも助けを求めた。

あたりが暗くなっても見つからず、親戚一同やご近所さんがA君の家に集まり始めて、お母さんを励まし始めた。

時刻は21時になり、捜索は難航。今日は一旦中断して、明日改めて捜索範囲を広げて。。。とその瞬間!!
A君が何食わぬ顔をして、ルンルンで帰ってきました!

親戚、ご近所さん、警察、家に集まっていた全員が騒然。A君が傷一つなく無事に帰ってきた。安堵感に包まれるのは一瞬で、直ぐにA君を質問攻め。

A君いわく、ずっと家の近所の川で遊んでた。川には大きな魚がいっぱい泳いでいて、手づかみで面白いくらい簡単に捕まえられた。

みんなが自分の名前を叫びながら、探していることも分かっていた。「お~い!!僕ここにいるよ~!!」と叫び返しても誰も気づかない。隠れるつもりもなかったし、みんなの姿も見えていた。

距離も近かったのに、なぜかA君の声はみんなに届かなかったそうです。魚を捕まえるのがすごく楽しかったこともあって、気にせずそのまま川で遊んでた……
A君の感覚では2~3時間遊んだといっていて、まさか12時間も遊んでたと思っていなかったし、あたりが暗くなることも気づかなかったそうです。

魔物隠し


最近はあまり聞かなくなりましたが、人が行方不明になり、発見されたときは傷ひとつなく、いなくなった時となんの変わった様子もない。そういうことをよくききます。

日本では「 神隠し 」と言うと思いますが、バリ島では「 魔物隠し 」といいます。バリ島の魔物隠しはジブリ映画の「 千とちひろの神隠し 」と世界観がすごく似ています。

A君の場合は近所の川で大きな魚を与えられ、ただ遊んでただけですけど、その世界に連れていかれたり、海中散歩に連れていかれたり、なかにはその世の物と結婚したという話も聞いたことがあります。

小さな子供が行方不明になり、2週間後に60キロ先の町で発見されたというケースがあります。家の周辺で遊んでて、気づいた時には全くしらない場所にいて、怖くなって周りの大人に助けを求めたという話もあります。

不思議なのは車やバイクなどに乗ってないといいますし、ただただいつも通り何気なく家の周りで遊んでたそうです。もっと不思議なのは、2週間行方不明になっていたのにもかかわらず、来ていた服は綺麗のままで、やせてもいないし、本当に小一時間遊んできたかのよう様子だったそうです。

まとめ


バリ島では人間同様な暮らしをしている異次元の生き物が存在すると信じています。人間同様に社会的な暮らしをしていて、良い者もいれば悪い者もいます。

彼らははるか昔からバリ島に住んでいて、大きな木がある森の中、川、林などを好んで住処にしているそうです。この魔物はバリ島では「 ウォン・サマール 」や「 トニャ 」や「 ムムディ 」といいます。

これらが代表的な「 目に見えない生き物 」です。トニャとムムディは人間のような身体をしていますが「 なまはげ 」のような怖い顔をしている。目が大きく赤い。大きな口に牙がはいてる。

ウォンサマールは人間同様の容姿で見分けがつかないほど人間そっくりだそうです

この魔物は特に子供たちを誘拐し異次元の世界へと連れ去る、自分たちの世界へと連れ込むと言われています。誘拐する理由はその人が好きだから、もしくはただの意地悪だけだそうです。

バリ島の子供たちは「 真昼間は外で遊ぶな!魔物に誘拐されちゃうぞ! 」と良く大人から注意をうけます。お昼の12時や夕方の6時は「 魔物 」が現れる時間だと信じています。

バリ島の人たちはその時間帯に出かけるのを避けます。現在も習慣として12時ピッタリに出発することも避けます。そして夕方の6時はちょうど日が完全に沈みかけているとき、電気など明かりがなくても辛うじて見える時間帯。

薄暗くて不気味だな~と思ったことはありますか?バリ島ではこの時間帯のことを「 サンディカラ 」といいます。この時間帯は魔物がウロチョロする時間帯と言われていて、家から出ないほうがいいです。

逆この時間帯を利用して、バリ島の人々は魔物にお供え物を捧げる時間です。スガハンといういろんな色をしているご飯を魔物に捧げます。

にわかには信じ難いお話ですが、バリ島の人々はそれを信じています。目に見えない生き物は存在していて、そことのバランスや平和な関係性が人間が平和に暮らせる一つのカギでもあると信じています。だからこそ、魔物にもお供え物を捧げます。

森や自然の中に入る時は挨拶やお断りは忘れないほうがいいかも知りません……
それでは……

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