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バリ島の空港閉鎖!ラウン山噴火の本当の原因とは?!

2015年8月5日


先月、7月9日にバリ島の空港が閉鎖されました。
翌日の10日、そして11日の午前中も閉鎖されて、
結局12日の夕方に解除されました。
約330便のフライトがキャンセルになり
3万6千人以上のお客様に影響を及ぼした。
原因はバリ島の西側の島
ジャワ島東部にあるラウン山(3332m)の噴火。
幸い亡くなった方はいませんが
噴煙は5000メートルにまで立ち上がり、
風向きにより、バリ島空港の離着陸の航路上の為
閉鎖せざる追えない状況になり、今回のような事態になってしまいました。
8月4日現在は通常どおり運航しております。
火山活動もおさまっていますのでご安心ください。

なぜラウン山は噴火したのか?
原因は何なのか?
空港閉鎖により8千万円もの損失をだしたラウン山の噴火
バリ島とどういう関係があるのか?
今回は火山学や地質学的の観点からではなく
少し違った角度からのお話です。
皆さんご存知の通り、バリ島のほとんどの人はヒンドゥー教徒です。
ヒンドゥー教がバリ島に最初に入ったのは2世紀ごろと言われていて
マルカンデヤ大師という僧が広めました。
日本で言いますと空海のような存在です。
マルカンデヤ大師はインド出身の僧で
インドネシアにヒンドゥー教を広める為にきました。
マルカンデヤ大師がバリ島へ渡る前に拠点にしてたのが
今噴火しているラウン山の中腹です。
ラウン山の中腹でアシュラムを建て、選ばれた生徒たちと修行を行っていました。
約800人と言われている生徒たちは
「選ばれた人たち」という意味の「アガ」と呼ばれていました。
当時まだ未開拓のバリ島には特別なパワーと光を放たれていると言われ、
マルカンデヤ大師はこの光こそが地球を救うと信じ、
800人のアガを連れてバリ島へ渡りました。
マルカンデヤ大師とアガが最初に向かったのは「トランキル」という山です。
そこで森を開墾し農地を開拓しようと試みたのですが
ほとんどのアガ達が謎の病気にかかり、
一度拠点のあるラウン山に戻らざる追えなくなりました。
マルカンデヤ大師はお供え物や奉納しなかったことが失敗の原因だと悟り、
再度挑戦しました。
2回目も同じくトランキル山麓へ向いました。
400人のアガ達を連れて、今回はしっかりとお供え物やお清めの儀式を行いました。
2回目のトランキル山麓の開墾は成功し、アガ達も無事。
この成功と無事を祝い、マルカンデヤ大師は
トランキル山をアグン山(偉大な山)と命名し、
トランキル山麓の地域をバスキ(無事)、そして
島全体をワリ(聖なる犠牲や奉納)と命名しました
この「バスキ」という地名が後に「ブサキ」にかわり
「ワリ」という島の名前が「バリ」にかわりました。
そしてマルカンデヤ大師がお供え物を捧げた場所に寺院をたて
現在はバリ島ヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院です。
数年後にマルカンデヤ大師はアガと呼ばれている生徒たちと
バリ島西部に旅を続け、更に森を開墾し農地を開拓し水利を整えました。
この地域はプワカンと命名しました。
プワカンがなまり⇒スワカン⇒スワック⇒スバックになりました。
スバックは現在まで続くバリ島伝統的な水利システムの名前になり
そして、マルカンデヤ大師の生徒達は大師がたどった場所にとどまり、
農民として移住し、バリ島の原住民と共に暮らし
ヒンドゥー教を受け入れられる原因とも言われています。
バリ島の原住民とマルカンデヤ大師の生徒たちの間の子孫が
「バリ・アガ」と言われ古代バリ島民をさす言葉に現在も広く使われています。
バリ島の歴史をひもとくと
全てのバリ島のルーツはラウン山にあり、ラウン山から始まりました。
現在のバリ島の人たちはラウン山がバリ島のルーツであることを
忘れていると指摘されています
宗教観や神秘的な角度からの見方ですが、
今回のラウン山の噴火はバリ島に大きな影響を及ぼしました。
これはバリ島の人たちに対しての警告だと言われています。
歴史から学び、ご先祖様を敬い、正しい知識や道へと進むようにと。

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