【バリ島の休日】歩く由郎さんを追え!!
2017年7月5日
『老人密着24時』
本当は↑↑これでいきたかったんですけどね。
とりあえず僕の親父(御年72歳)の話です。一昨日まで約1ヶ月間バリ島に滞在してました。
日々報告される散歩コースの内容を耳にして「この爺さんはどんだけ歩いてんだ?気になる・・・丸1日密着してみよう」と考えたのが始まりです。
実際は朝の散歩に付き合っただけでも疲れたので『老人密着24時』を諦め、散歩コースを記録した『歩く老人を追え!!』にしました。
更にいうと、自分の親父に対してでも「老人」って言葉は失礼にあたるようなので『歩く由郎さんを追え!!』になりました。
バリ島とは全く関係ない内容ですが親父も楽しみに読んでいるブログなので、ちょっとした親孝行にお付合いください。
健康優良児、喜古由郎
趣味は散歩とお酒を飲むこと、川崎から寒川までフルマラソン並みの距離を歩いてしまう変態です。
3年前に初めての海外旅行でバリ島へ。今回でバリ島旅行は3度目となり滞在期間も1ヶ月と過去最長になりました。
好奇心旺盛なのでバリ島にくる時も直行便は使わず、必ずどこかの国に立ち寄ってきます。今回は香港に1泊の予定だったんですが、公共バスではホテルまでたどり着けず、最終的に空港泊というバックパッカーっぷりを発揮。
バリ島滞在中は全くといって良いほど手間がかからず、ふらふら散歩しながらローカル屋台でナシ・チャンプルを食べてきます。
「今日は10時半頃に家出て、ずーっと歩きながらいろんなもん見て、家に帰ってきたのは4時半だ」って簡単に言いますが、真っ昼間のバリ島で6時間も歩くのは尋常ではありません。
どんだけ歩いているのか由郎さんを追ってみます。
由郎さんの早朝散歩に密着
「お父さんさぁ、オレも一緒に散歩行きたいんだけど、朝は何時頃に家出てんの?起こしてくんない?」
「なんだお前、運動不足のくせに歩けんのか?まぁいいや、いつも5時半頃には出るから起こしてやる」って、会話をしてから迎えた密着取材当日の朝。
予定よりもかなり早い4:40に起こされ、僕が慌てて玄関を出ると由郎さんは既に歩き始めてました。
年配者特有の身勝手さを感じつつも、とりあえず取材のために追いかけます。
5時前後のバリ島は人気もなく真っ暗。そんな中をサクサク歩く後ろ姿を見て「この人は治安とか気にならないんだろうか?」と感じます。
肩を並べて歩く間もいろいろな話しが聞けて面白い。親父が上京した当時の東京。高度経済成長期の日本とサラリーマン。僕が生まれる前の喜古家。しっかり生きてきた人の昔話はそれだけで物語のような面白さがあります。
そして毎日歩いているレギャン周辺を自分の目線でガイドしてくれます。「一昨日そこの角でお祭りがあって通行止めになった」とか、「そこの建物は1週間前から工事が進んでない」とか、「この店は前にきた時より店員の質が落ちた」とか・・・更に個人的な感想・意見が加わるので聞いていて飽きない。
「少しでも言葉が話せれば、もっと面白いんだけどな」と言います。
そうこうしているうちに最寄りのパドマビーチへ・・・
「ここからは波打ち際を歩くぞ。なかなか良い運動になる」と、肉体に追い込みをかける由郎さん。
ペースを落とすことなく真っ暗な砂浜をザクザク歩いて行きます。
「いつもはスミニャックから砂浜に出て空港まで歩くけど、今日はお前が一緒だから短めにしてやる」と情けをかけていただき、再び道路に出たのが海岸通りの端っこ。この時点で40分経過、砂浜を歩くのは「良い運動」ではなく「修行」に近いです。
明るくなり始めた道を朝市に向かって歩きます。
らくらくフォンを取り出して歩数を確認「ここまでが8,000歩だから5Kmぐらいだな」歩数で距離が分かってしまう年配者の知恵。地図で確認したところ確かに5Kmくらいでした。
朝市から朝食まで
6時頃に近所の朝市に到着。
バリ島の食品流通や、日本と違う小売の仕方を観察しながら市場内をふらふらします。
「最後にここでココナッツ飲んでおしまい」
何故かここだけポーズを決めて今朝のお散歩は終了となりました。
家に帰ってもみんな寝てるので・・・
NHKの音量を上げてみんなを起こします。
この日、最初に目覚めたのは長男坊と3匹のネコ。
7時半に朝食を食べて取材も終了。
まだまだ歩く気満々なので24時間密着を諦めた瞬間です。
次に驚くべき由郎さんの歩行距離をご紹介。
1日の歩行距離19Km
バイクで移動する僕らに対して、全て徒歩で移動する由郎さん。
僕が記録をとった1日でも、「昼飯食いに行こうか」で昼散歩7.24Km。「ビーチで遊ぼうか」で夕散歩1.84Km。「今日は休みだから夜も外食しよう」で夜散歩3.75Km。僕がご一緒した朝散歩6.17Kmと合わせて計19km。
この日が特別ではなく、毎日続けていたと思うと現役アスリートか、部活少年のような生活になります。
まとめ
「今日は珍しく由則がついてきたから、いろんな話しができて面白かった」みたいなことを言っていたので、息子としても歩く親父を追ったかいがありました。
「後15年は生きる」予定らしいんですが、上手くいけば100歳くらいまで元気でいるかも知れません。まだまだ、いろいろな話しを聞きたいので長生きしてほしいです。
さて、予定通りバリ島とは全く関係ない内容となったので、最後は強引にバリ倶楽部のツアー紹介で〆たいと思います。
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では、また~
お客様からのメッセージ
小原 仁 says:
喜古さん
アナンタラでお会いした小原です。
おとうさん、ぼくと同い年なんですね。
ビックリしました。
ojimaさんとも久しぶりに会えて、
今回もいい旅になりました。
今回は、ロンボク島に行ったのですが、
もっと長期滞在したいと思いました。
また、よろしくお願いします。
小原 仁
智恵美