【レンボンガン島・ペニダ島】シュノーケリングツアーでマンタと泳ぐ時の注意点
2017年6月28日
こんにちは、現地ツアー会社バリ倶楽部のキコです。
今年も待ちに待ったマンタと泳げるシーズンの到来です!!
去年はシーズン中でも最も遭遇率の高い満月・新月後の数日間限定で催行していたマンタツアー。
【2019年・バリ島】レンボンガン島シュノーケリングでマンタと泳げる時期と遭遇率
その他の日も多数のお問合せをいただいたので「マンタいないかも知れませんよ」を前提にツアーを催行したところ、結果として7月・8月は100%。9月は90%の確立でマンタと泳ぐことができました。
ただ、マンタのいるポイントは波の影響を受けやすく、波が大きい日はポイントまで行けないことがあります。ポイントまで行けた場合の遭遇率は100%でも、何日かはポイントまで行けなかった日もあるので書き方が難しいところです。
今回はマンタベイが波の影響を受けやすい理由と、シュノーケリングでマンタと泳ぐ時の注意点を書きました。
※)ツアーご予約の前に必ず最後までご確認ください。
↓↓2019年もやりますよ!!
【期間限定】マンタと泳ぐレンボンガン島&ペニダ島シュノーケリングツアー
マンタベイの波と透明度
マンタベイが波の影響を受けやすい理由
これはレンボンガン島とペニダ島の地図ですが、重要なのは青字で書いた「波の向き」です。離島を含むバリ島周辺は、南~南西の向きで波が入ってくることが多いです。
そのため長い間波を受け続けている各島の南~南西部は波の浸食により岩肌の断崖になっています。
マンタベイ周辺の岩肌。
『マンタベイ周辺は断崖絶壁!!ボートを着けられる砂浜は皆無である!!』これは注意点のようだけど・・・そうでもないので、とりあえず書くだけ書いておきます。
更にマンタベイをクローズアップ。
赤の丸で囲った入り江がマンタの現れるマンタベイ。黄色の矢印が波の向きです。波が入り江に向けて真正面から入ってきているのが分かります。
マンタベイが波の影響を受けやすい理由は、波の向きと、ポイント(入り江)の向きです。
波があるということはボートが揺れるということです。ボートが揺れると船酔いされる方がいます。ここで最大の注意点『マンタベイは常に波の影響を受けているので酔い止め必須!!』
バリ倶楽部のスタッフは必ずお客様用の酔い止めを持参していますが、もともと船酔いしやすい方にはおすすめできないポイントです。
もう一つ、常に波のあるマンタベイなのでシュノーケリングに少し慣れている方でないと怖く感じるかも知れません。ただ、その点は経験豊かなシュノーケリングガイドが最善のケアをいたします。いつでも掴まれる浮きも持参するので安全対策はバッチリです。
※)波が高く危険が予想される時は、マンタベイに行かず他のポイントでのシュノーケリング時間を長くします。危険を回避する判断が一番の安全対策と考えておりますので予めご理解ください。
マンタベイの透明度が悪い理由
波が入り江に向かっていることで、入り江の中にプランクトンが溜まります。プランクトンが溜まると海水の透明度が悪くなります。
でも、マンタはこのプランクトンを食べるために入り江の中を泳ぐので、マンタと透明度の両方を求めるわけにはいきません。僕の経験では干潮時の方が透明度が良い印象ですが、その分マンタの遭遇率が下がり、数も少なくなります。
『マンタベイに透明度は求めない!!』マンタと透明度のどちらか選ぶとしたらマンタですよね?
マンタと泳ぐ時の注意点
目の前を羽ばたいていくマンタ。
マンタは頭が良く、好奇心が旺盛で人なつっこい・・・とWikipediaに書いてあります。全くもってその通りだなぁと感じます。そして頭が良いからか機嫌の良し悪しがあるように感じるのです。
先ず、マンタベイに着いたらボートの上からマンタを探します。
ボートの上からだと↑↑こんな感じで見えます。
マンタを見つけたら直ぐにボートから下りるんですが、そこで慌ててマンタを追いかける必要はありません。あんまり急いで近づいたり、大勢で追い詰めるような泳ぎ方をすると機嫌を損ねていなくなっちゃいます。
体が大きいのでゆっくり泳いでいるように見えるマンタですが、実は凄く速いスピードで泳いでいます。人がどんなに頑張ってフィンキックしても追いつかないので、ある程度の距離を保ち迂回してくれるのを待ちましょう。
もともと好奇心が旺盛で人なつっこいマンタ。ちょっと距離を置いて見ていると向こうから近づいてくることも少なくありません。
↑↑これはマンタが寄ってきた時の写真。目の場所が分かりやすいので、見つめられているような気持ちになることがあります。
ここで当り前すぎる注意点『どんなに近くにきてもマンタを触ってはいけません!!』
もう本当に直ぐ近くを泳ぐので、今にも手を伸ばしそうになるけど触ったらビックリして逃げちゃいます。その他のエイのように「尻尾に毒が・・・」なんてことはありませんが、マンタのためにも絶対に手を出さないように!!
なにもしなくても機嫌が悪い日は迂回することなく行ってしまいます。機嫌が良い日はいつまでも迂回して近くを泳ぎ続けます。絶好調だと連続宙返りをしながら深い方に行ったり浅い方に行ったりします。
あぁアイツは物凄く機嫌が良くて宙返りが楽しくて仕方がないんだなぁ・・・と、見ている誰しもが感じるくらい楽しそうに遊びます。
これも僕の経験からですが、マンタの数が多い日は機嫌の良いことが多いです。逆に少ない日は機嫌が悪いのか、仲間が少なくてつまらないのか、直ぐにいなくなってしまうことが多いです。
マンタの魅力
珍しい全身真っ黒のブラックマンタ・・・だけどお腹だけちょっと白い。
一番はマンタの体が大きいこと、あんないに大きな動物を目の前に見たら間違いなく感動します。次に完全に野生であること、餌付けは一切してません。マンタがマンタベイを泳ぐのは自然のままの姿です。
シーズン中は高確率で見れると言っても、ポイントで最初にマンタを発見した時は「あっ!!あそこにいる!!」と超絶嬉しくなります。いっぱい泳いでいるのが分かった時は「今日は機嫌が良いかも」と更に期待が高まります。
餌付けしていて遭遇率100%だったらこの面白さや嬉しさは感じるられないと思います。
それと、マンタの泳ぎ方があんまりにも優雅で美しすぎること、泳ぐというよりはゆっくり羽ばたいて飛んでいるように見えます。迂回する時や宙返りする時も凄くキレイに羽を使います。
マンタ最高!!
ツアー全体の魅力
このツアーでシュノーケリングするのはマンタベイだけではありません。
サンゴ礁と熱帯魚の種類が多く、竜宮城のようなウォールポイント。
広々としたサンゴ礁とデバススズメダイの群れがキレイなマングローブポイント。
その日のコンディションに合わせて最低でも3ヶ所。2時間シュノーケリングが楽しめます。
それとランチを食べる場所と料理にこだわっているのもポイント。
レンボンガン島の絶海レストランでランチを食べます。選べる料理も10種類・・・っと、注意点なのかツアーの宣伝なのか分からなくなってきたので、まとめに進みます。
まとめ
『マンタベイ周辺は断崖絶壁!!ボートを着けられる砂浜は皆無である!!』
『マンタベイは常に波の影響を受けているので酔い止め必須!!』
『マンタベイに透明度は求めない!!』
『どんなに近くにきてもマンタを触ってはいけません!!』
かなり本気のシュノーケリングツアーです。
初心者の方でもご参加可能ですが「気軽にマンタが見れる・絶対にマンタが見れるツアー」ではありません。その点は十分にご理解いただいた上でご予約ください。ご不安な点は必ず前もってお問合せください。
↓↓ツアー詳細ページ
レンボンガン島 & ペニダ島シュノーケリング with マンタ
そして、もう一度・・・
※)波が高く危険が予想される時は、マンタベイに行かず他のポイントでのシュノーケリング時間を長くします。危険を回避する判断が一番の安全対策と考えておりますので予めご理解ください。
ご参加いただく際は、バリ倶楽部のプロフェッショナルガイドが責任を持って最高のシュノーケリングツアーをご案内いたします!!
では、また~
お客様からのメッセージ